本文
当館は地域に根ざした歴史・民俗に関する資料を中心に収集・保管・展示するとともに、時代や町民の声に応じた企画展・講演会・講座などを開催しています。常設展示室には実に7,000点を超える資料を展示しており、これは他館と比べても非常に多い展示点数となっています。
博物館としてはもちろんのこと、明治時代の学校の教室・廊下や雰囲気を味わえる文化財としてもお楽しみいただけます。
中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」は、明治時代に開校した吾妻第三小学校の校舎をそのまま利用した博物館です。この校舎は、全国的にも珍しい明治初期の擬洋風学校建築として、群馬県の重要文化財に指定されています。
昭和57年(1982)、当館の前身にあたる町の歴史民俗資料館として開館し、平成22年(2010)に県博物館登録原簿に登録され、正式な登録博物館となりました。間もなく、フランス語で “博物館” を意味する “ミュゼ” を取り入れたキャッチ―な館名へと変更し、今では町民をはじめ多くの方々に親しみを持って呼ばれるようになっています。