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05 6番 佐藤力也議員 令和6年6月定例会議一般質問
〇6番(佐藤力也)みなさん、こんにちは。本日は、一般質問ということで、私が最後の1人となりました。お昼を食べた後のみなさん今ちょうど眠い時かと思いますが、つまらない質問だったら寝てもらって構わないかなと思っております。よろしくお願いいたします。
さて、中之条町議会議員となりまして、私も2期2年目になりました。四万温泉の佐藤力也でございます。議長の許可をいただきましたので、令和6年6月定例会議一般質問を通告のとおり行いたいと思います。本日の質問は、大項目で3つ、1つ目が今後の町づくりについて、2つ目が中之条ビエンナーレについて、3つ目がまちなか商店街の活性化についてです。
今後の町づくりについて
ではまず初めに、1番の今後の町づくりについて質問を行いたいと思います。この今後の町づくりについてというタイトルについては、令和4年12月の定例会において、この時初めて外丸町長に町づくりについて質問をさせていただきました。その時から数回このタイトルで質問をし続け、またその都度これからの中之条町において重要なのは、観光と農業、そして一番力を入れるべきは観光だと訴えてまいりました。ここで、勘違いされると困るので、初めに申し上げておきますが、一番大切な産業は農業だと思っております。理由は、人が生きていくために絶対に必要なもの、酸素と水と食料だからです。間違いないです。ですので、今回観光と言っているのは、行き着くところの財政の健全化、中之条町にとって一番最適な産業は観光業だと言いたいということです。様々な産業、仕事があって、その一つとして欠けてはならないもの、大切なものだと私は考えております。生きていく上でなくてはならないもの、これから先も守っていかなければならないもの、それは農業。そして、中之条町においてこれからその農業をはじめとする様々な産業を活かし、町民の暮らしを豊かにするのは、温泉と自然を生かした観光業だと考えます。安心安全な町づくり、町長をはじめ優秀な町職員の皆様が知恵を絞り、誰一人取り残さない、一人でも多くの人が幸せを感じることができる町づくりの一助となるようにこれからも町民の皆様の声をしっかりと町に届ける努力と勉強を重ね、議員として職務を全うしていこうと思います。そこを押さえて、最初の質問に入ります。
去る5月14日、バイテック文化ホールにおきまして、群馬県が主催する未来構想フォーラムNext Stageが開催されました。この取組は、前回2022年に続き、今回で2回目となります。当日ホールは、事前予約で満席の状況、さらにライブ配信もあるということで、2万人以上が視聴されているとのことでした。このフォーラムには、ここにいらっしゃる議員のみなさん、そして傍聴されているみなさんももしかしたら行っていたかもしれません。そして、町当局におかれましても数多くの方が参加されたように記憶しております。
まず、このフォーラムですけれども、参加されていない方もいらっしゃると思いますので、内容の説明を少ししたいと思います。まず、このフォーラムは3部構成となっておりまして、前回同様、まず初めに知事による群馬県の未来構想や今後の取組の提案、そして2つ目として知事と各町村長によるディスカッション、最後に参加者と知事との意見交換、質疑応答という内容でした。
今回の知事と各町村長によるディスカッションのテーマは、「持続可能な地域づくりのための地域資源を活かした「攻め」の誘客促進について」ということでした。吾妻郡内6町村の首長さんが各自治体の取組、町づくりについてお話をされました。そのトップバッターとして外丸町長が中之条町の取組について発表されました。そこで、町長は地域資源として中之条町では「花と湯の町なかのじょう」をスローガンに観光による誘客に力を入れているとした上で、花では中之条ガーデンズや花楽の里、そしてお湯では四万、沢渡、六合温泉郷の温泉、また道の駅 霊山たけやま、野反湖、芳ヶ平、チャツボミゴケ公園など国立公園の自然のほか旧太子駅、六合の赤岩重伝建による誘客への取組を紹介されておりました。
さて、この時代、今から約10年後、20年後、近未来に中之条町の人口が1万人を割ると先ほど町長もおっしゃられている中で10年、20年先といった中長期、いわゆる言い換えれば近未来を見据えた産業振興という観点での町づくりにおいて、外丸町長はどのような考えをお持ちなのかお伺いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)佐藤議員のご質問にお答えをさせていただきます。
中之条町、今佐藤議員がおっしゃいましたように生きていくためには食べなくちゃならないから農業は大切だ、観光的なものも大切だというお話をいただきましたけれども、私は中之条町には農業ももちろん大切ですし、商業ももちろん大切、もちろん物作りの工業も大切です。そこに携わる今度は、観光業、これも大切だと思っております。それぞれの町にやはり特徴があるのだと思うのです。草津は、もう観光で町をつくっている。中之条町は、いろいろな産業があり、いろいろな産業でなりわいをしている方がいらっしゃる。そして、魅力もやはり中之条町にはあるのだと思うのです。ですので、先ほどお話あった5月14日の群馬県のフォーラムにあたりまして、私も出席をさせていただきましてけれども、そのフォーラムのところのテーマが自然遺産、それから産業遺産を含めた誘客についてというテーマに絞られていたものですから、やはりそこのところをしっかりとPRさせていただいたということであります。
20年先にはという話もよく私させていただくのですけれども、やはりこれは先ほどの原沢議員のときにも説明をさせていただきましたが、人口が減っていくということを、ではウルトラCで止めようというわけにはいかないと思いますので、人口が減っていってもやはりこの中之条町でしっかりと暮らしていくのだ、暮らしていきたいのだというような町づくりを今手をつけていかないと、これから10年、20年あっという間に来た時にそれではどうしようかというのでは困るので、今手をつけようではないか、今考えようではないかということで、私は今回町づくりに対しての説明を佐藤議員に、町長に就任させていただいて以来ずっと議論させていただいたところであります。
それに基づきまして、本日のご質問にお答えをさせていただきます。吾妻郡、20年後は少子高齢化、人口減少、さらに進むということはもうどの町村も同じであります。しかしながら、吾妻郡には吾妻郡、中之条町には中之条町、それぞれ各町村には多くの魅力があるのだと思うのです。それがなかなかPR発信できない、それはやっぱり私達もちょっと残念だなと思っているところであります。ですので、これからもやはりそういったものについてのPRというものを県とも相談をさせていただきながらしていきたいということで、先日の群馬県の未来構想フォーラムで中之条町のPRをさせていただきました。各町村長も先ほど申し上げましたように、それぞれの町のそれぞれのPRをしながら、それぞれの特徴のある町づくり、これに力を入れているのだと思うのです。これからのビジョンについて、重要であるということについては、産業振興、これはもうどの産業も大切でありますけれども、中之条町にはこの間の群馬県の未来構想フォーラムの観光に誘客に絞った話でいきますと、野反湖、あるいは芳ヶ平湿地群という自然を有したすばらしい遺産を持っております。また、四万温泉、沢渡温泉、六合温泉郷、これはもう中之条町の温泉は本当に天の恵み、こういうふうに考えております。これを大切に売り出していかなければならない。こういったことを軸とした観光業、それに農業を加えて観光的なところへ、今農業だけではなかなか大変な時代でありますので、観光とタイアップした、そういった観光農業を進めていくのも大切だと、このように考えております。
その中で六合の花などは、もう最近本当に市場でみなさん方から人気があります。こういった特産品、これを需要、供給を拡大させていただいて、豊富な森林資源、これなどもやはり利用させていただくということから木材活用センター、今回は北区の森というような事業にも力を入れて、都会からのみなさん方にもおいでいただいて、中之条町の魅力を発信していこうという事業を考えておるところでありますし、そういったことから考えますと、やはりいろいろな産業がそれぞれ特色あるものを持っていますので、それをしっかり中之条町の魅力発信をしていきたいと、このように考えております。いずれにいたしましても、中之条町で暮らしたい、そして暮らし続けたい、そんな町づくり、そして中之条町においでいただく方が中之条町はいいところだねと言って移住先に選んでいただけるような、そういった町づくり、これを心がけていきたい。それには、町と、それから町民のみなさんと、私が申し上げています「共創のまちづくり」、これを原点に考えていかなければいけないのではないかと、このように考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)町長の今後の町づくりについてお話をいただきました。その中で観光、そして他の産業という部分、どれも大切な産業だというお話をいただいたわけですけれども、観光が一番というわけではない。もちろんそうなのです。観光がやはり他の産業を引き立たせる、つなぐという役割をすごくできる産業なのかなと私は思っております。特に1次産業、農業、そして先ほど町長が言いました木材活用センター、そういった林業におきましても観光と絡めることによって活きてくるということになっていくのかなと考えております。一番大事なのは、人の力でどうなることでもなく、やっぱり温泉もそうですし、自然というところも同じですけれども、そういったところを大事に守っていくということがこれから大事になっていくのかなと思います。そして、その恩恵を受けて、例えば山から出てくるのはやっぱり流出する温泉もそうですけれども、水ももちろん田畑を耕しますし、そういったところで自然を大事にするこということは、これから大事になってくるのかなと考えております。
そうしましたら、次の質問に入ります。観光振興に向けた今後の戦略についてというところで、令和6年度当初予算のほうで四万温泉の新たな魅力創出のための観光スポットというところ、草津の湯畑、伊香保の石段、四万は何かというところの調査を行うための委託料200万円でしたっけ、計上されておりましたけれども、その際質問した時にはまだ議決されていなかったので、どういった業者に委託をしてどういった内容の調査を進めていくのかといった具体的な内容はお聞かせいただけなかったのですけれども、もし議決が終わりまして今の段階で町長としてのお考え等がございましたお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)観光に向けた戦略ということでありますけれども、議員おっしゃるように観光非常に重要な産業の大きな柱の一つであります。令和6年度当初予算の提案理由でも説明させていただきました。群馬県や町観光協会等の関係機関との連携を図り、本町の魅力発信に努め、さらなる観光誘客を目指すとともに、既存の観光スポットのさらなるブラッシュアップに努めてまいりたい。中之条町ガーデンズにつきましては、より観光振興を目指していきたいということから、今年度より観光商工課を所管とする組織編成とさせていただきました。また、六合地区の山の上庭園につきましても名称変更を行い、中之条町花楽の里とし、ドライフラワー事業を核とした観光客の誘致を図り、六合地区における観光と農業、この振興を戦略的に展開してまいりたいと考えております。
先ほどお尋ねの四万の魅力発信ということでありまして、先ほどお話ありましたように草津では湯畑に続いて温泉門が先ほど完成されて随分誘客に力を発揮している。370万人ぐらいのお客さんがおいでになっているということでありますし、伊香保も石段がございます。そういったことから私も考えていたのが、新規観光スポットということで、やっぱり四万は清流ということですので、四万の清流をイメージした整備ができないものかと思っております。現在具体的にお話をできる段階ではございませんけれども、こんなことを中心にいろんな方々のご意見を承って、コンサルとか委託先に出すものがいいのか、もう少しそういった意見を地元の意見、あるいは観光関係の意見を集約した中で煮詰めていったほうがいいのかなというふうに考えておりますけれども、その調査費用を200万円計上させていただきましたが、いずれにいたしましても四万も昔は45万人ぐらいおいでになったという話でありますし、昨年度31万人ということですので、ぜひ四万の魅力は自然の中でゆっくりと国民保養温泉第1号でありますから、そういったところの魅力をさらに発揮できるような、そして四万は何と言っても清流ということがうたわれておりますので、そういうところを考えてこれからの観光誘客につながるような事業ができればというふうに考えております。よろしくお願いします。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)ご答弁ありがとうございます。
この四万温泉の新名所、観光スポットという点なのですけれども、大きなタイトルでといいますか、事業に発展する可能性ももちろんあるということだと思います。それだけに慎重に事を運ばなくてはいけないという部分、町長の答弁からも伝わってまいりました。もちろんそのとおりだと思います。ただ、目の付け所といいますか、四万温泉でもやはり温泉協会のメンバー、地域づくり委員会等ございますけれども、そういった中でやはり四万は川だよね、清流だよねという話は出てきておりますので、どうやってそこをやっていくかというところ、やはり自然の中の川というのはさすがに台風が来れば氾濫しますしというところで難しい部分ももちろんあるので、動きがあるものですから、止まっていないので、そういったところもこれからの課題なのかもしれないなと思っています。そういったところで、どういった形でやっていくのがいいのか、そのための調査費用ということでもしやっていただけるのならばとてもいいかなと思っていますので、進めていただければいいかなと思います。よろしくお願いいたします。
そして、次に観光振興に向けた今後の戦略というところで、中之条ガーデンズ、もちろん観光拠点として町長もこれから力を入れていくということはもう一番最初の令和4年の12月の一般質問の私の質問の答弁というところでおっしゃっておりました。そして、今回花楽の里というところで、名称を変更して力を入れていくのだというところ、おっしゃっておりました。同僚議員からの名前変更での質問の時の答弁を聞いておりましても、六合の花を1億6,000万まで売り上げる、そういう拠点として仕上げてきましたと。ドライフラワーに力を入れる方々、こういった方々とあそこをそういった攻めの拠点ということでやっていくのだということで、熱のこもった答弁をしていたような記憶がございます。そういったところでこれから中之条ガーデンズや花楽の里は、役割として観光としての役割という部分でどのように考えていらっしゃるのか。また、花楽の里についてはドライフラワーを中心にやっていかれるのかなというところもございますが、観光でのドライフラワーという部分で考えていらっしゃるのか、または産業という部分も含めてやっていこうと考えていらっしゃるのか、そういったところもし分かればご答弁いただければと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)ガーデンズと花楽の里の役割ということでありますけれども、しばしば議会の中でも答弁をさせていただいておりますけれども、名称変更の時にも随分お尋ねいただきました。先ほど答弁もさせていただきましたけれども、両施設とも観光振興の拠点であるということはもう間違いないと思います。中之条ガーデンズは、中之条地区の観光のハブ、中核としての役割を担保できるように観光業の皆様と連携を図ってまいりますし、花楽の里、これについて私の前の前の町長さんのときに花桃街道を整備していただきました。そういったものを大切にしながら六合地区の重要な幹線道に面しておりますので、やはりドライフラワー事業を推進していく中で観光振興の役割を担ってまいりたいと、このように考えております。いずれにいたしましても、たくさんの観光資源を持つ中之条町の代表的な拠点施設でございますので、他の施設も含めて中之条町への誘客を目指して観光振興に努めてまいりたいと思います。
加えて説明をさせていただきますと、ガーデンズでありますけれども、これについてはグランドオープンして4年目となります。先日ご案内をさせていただきましたブルガリアフェア、これについては伊能前町長の時に大使と植樹をさせていただいた、このご縁から昨年ブルガリアフェアを開催をさせていただきました。本年もダマスクローズという代表的なバラを植樹をしながらブルガリアフェアをさせていただきました。ブルガリア大使も非常に国花がバラということでありますので、しかもそこに併せてブルガリアもヨーロッパでは温泉を大事にしている国ということであります。ちょうどそれが中之条の花と湯のまちづくり、このテーマに合致しているのではないかということもありまして、今後もブルガリアとの関係についてはせっかく3年かけてここまで育ててきたものですから、しっかりと今後の中之条ガーデンズ、花と湯の町の花の部分でのやはり役割はブルガリアとの連携をしっかり努めていき、ブルガリアの大使もそれなりに中之条町の評価もしていただいておりますし、協力できることはしますよというお話をいただいておりますので、ブルガリアを中之条ガーデンズの位置づけとすれば、これは中之条ガーデンズの中にブルガリアフェアもあるのだ、バラがいいのだだけでなくして、スパイラルガーデンもあり、宿根草の7つの庭園もあるというものをPRをやはり不足しているのだということは、前々からご説明をさせていただきました。しかしながら、おかげさまで入場者数も徐々にはコロナ禍の前に戻ってくるという状況であります。
花楽の里、これについてもやはりドライフラワーばかりでなくて、あそこはナチュラルガーデンを売りにしております。今回の看板のところにも花楽の里の看板の下には、ドライフラワーとナチュラルガーデンのそういった看板の中に書いてあると思うのです。ですので、あそこはドライフラワーを売るばかりでなく、あそこで体験をしていただく。そして、ドライフラワーを使った観光を基地にしたい。それとあわせて、昨年度は1億7,000万の六合の花の売り上げがございました。これにあわせて、ドライフラワーを加えることによってやはり六合の花のブラッシュアップというのですか、付加価値を高めていこう。おかげさまでドライフラワー、あちこち私も東京に上京した時に幾件かはドライフラワーを持って、中之条の花楽の里のドライフラワーはこういうのですよと、どうでしょうかというお話をしていたいら、ある方はそれをインスタグラムというのですか、私はできないのですけれども、載せてPRしてやるよというような形でドライフラワーをやっぱり六合にはあるのだという位置づけにしていきたい。それがガーデンズと花楽の里の役割だというふうに考えております。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)ありがとうございます。
今中之条ガーデンズと花楽の里についての観光としての役割という部分、答弁をいただきました。この花楽の里という部分をこっちの観光振興に持ってきたのがどっちにしようかなと思ったのですけれども、この後に農業振興という部分もあるので、どちらにしようかなとちょっと迷ったのですけれども、恐らく半々なのかなということで先に持ってきました。
そこで、中之条ガーデンズという部分で次の質問に入るのですけれども、この次の質問は各種イベント開催の目的とPR、先ほど町長もおっしゃっていましたけれども、PR(宣伝)の効果という部分で先日といっても大分前ですけれども、4月ですか、中之条ガーデンズと太子駅において夜桜のライトアップをされたと思います。中之条ガーデンズについては1日間、太子駅については4日間ですか。要は、私が言いたいところ、この各種イベント開催の目的とPR宣伝の効果というところで、今回中之条ガーデンズの夜桜のライトアップにおいては、上毛新聞のほうの掲載があったということもあったのだと思うのですけれども、先ほど同僚議員がLINEの質問をいっぱいしていましたけれども、そういったところ、LINEの公式アカウントの中で告知が2日前にございました。その後、太子駅のライトアップについては開催当日というところでの告知だったような記憶がございます。やはりもったいないなというのが一言で言ったらそういうことになるのかなと思っておりまして、結果はどのぐらい入場されたのかという部分だったり、そういったところをお聞きしたいとも思っているのですけれども、今回あえて近いところで検証するためにやったのか。もちろん花ですので、咲く時期というのがありますから、開花に合わせてやるという部分と、あとは中之条の日ですか、そういったことで花をプレゼントするという、そういう企画もあったと思いますけれども、そういった直近に告知した理由というのがもしあれば教えてください。よろしくお願いします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)各種イベントの開催の目的とPRというお尋ねであります。議員ご承知のとおり、町で様々なイベントを実施しておりまして、これらが開催できますのも町民の皆様のご協力のたまものと、本当に改めて感謝を申し上げる次第でございます。
イベント開催の目的と効果とのご質問でございますけれども、目的とすれば地域振興、コミュニティーの活性化、文化伝統の伝承、継承、教育啓発、いろいろ上げられますけれども、効果については経済効果として地域経済が好循環をもたらし、社会的効果としては地域が一丸となり地域文化や情報の発信、地域コミュニティーの形成が促され、住民間の交流が強化されているものと考えておりますし、地域ブランドの再発見や価値の向上、知識やスキルを学ぶ機会の提供、長期的な観光促進効果につきましても大いに期待できるものでございます。自治体が開催するイベントは、これらの目的や効果を通じて地域の持続可能な発展や住民の生活向上に重要な役割を果たすものと考えております。
さて、最近、先ほどお話ありました開催いたしたイベントでは、中之条ガーデンズと旧太子駅で夜桜ライトアップを開催させていただきました。これも既存資源の再発掘を目的として開催をいたしましたけれども、多くのみなさんにご来園をいただき、大変よいイベントだったとお声をいただいております。
これは、事前周知が大変難しい、今年の気候からしますと、桜でありますので、3月に咲いてしまうこともありますし、4月に咲いてしまうこともあるので、なかなか難しいという中から情報発信を何とかしようということを苦心をしたのですけれども、そのへんのところはご理解いただけると思いますが、防災無線とか安心安全メールで情報発信をさせていただきました。新聞にも掲載させていただきまして、多くの方がおいでいただいたものと考えております。両施設とも今回初めてということですので、これからまたそれを検証させていただいて、次回への取組、あるいはPR等させていただきたいと思います。
これが実は、私が2月頃、ガーデンズの園長もしていますものですから、バラとスパイラルガーデンもあるのだけれども、その前に何か考えられないかなという形で、こんなに桜の木がいっぱい太いのがあるのなら、夜桜ライトアップしようではないかというので、職員のほうにの話、提案をさせていただきました。最初は、去年は3月いっぱいに咲きましたよねという話が、そうだねという話ですが、桜というのはなかなか咲く時期が特定するの難しくて、でもせっかく咲くのだからというので、4月の13日に決めるのもやっぱりしばらく4、5日時間をかけて考えてしまいましたものですから、前後が非常に寒かったのです。ですので、4月の13日ということになってしまいました。しかしながら、おかげさまで6時から9時までの3時間で1,229人の方がおいでいただきました。私もあそこ3時間ずっと入り口に立ちっぱなしでお出迎えしてお見送りさせていただいたのですが、本当にみなさんが切れ目なく9時までおいでいただきました。びっくりしたのが、若い人達、子ども達、それから青年の方達がいっぱい来てくれました。最初夜の時にどこからおいでになりましたと言ったら、私が町長というのが分からなかったものですから、おじさん車椅子貸してくださいって言うから、車椅子をお持ちしたら太田から来ましたと。たまたま新聞で見たので、母を連れて、母は歩けないので、来ましたと。太田市、その後ろが高崎市のご夫婦だったのです。でも、おかげさまでやっぱりPRが大切だなと思いましたのは、そういうことによって町外の方が本当に大勢来ていただきました。初めて来たのだけれども、すごいね、すばらしいねという感動のもとにみなさんお帰りになっていただきました。初めての提案だったけれども、よかったなというふうに、職員の方ちょっと疲れたのですけれども、でも職員の方も皆様おいでになって、桜でまたこれで人を呼べるのだという一つのヒントができたよと。
では、太子駅でもやるべえやという話をさせていただきました。太子駅がやっぱり中之条と比べますと標高高いものですから、ここもやっぱり日にちの特定をするのなかなか難しいのですけれども、でも毎日毎日支所長、あるいは今の観光課長なんかからも情報をいただきながら、何とかこのへんで大丈夫だろうということで4月の20日ちょっと前から4日間させていただきました。これも2日で350人ぐらいお見えいただきまして楽しんでいただいて、今日は福田議員もおいでになりますけれども、みなさんにあそこで露店というのですか、キッチンカーみたいなのを出していただいて盛り上げていただきました。これも太子駅というか、六合の人達にすると初めての試みでありまして、よくやってくれたと、来年もやってくれるだろうねという念を押されましたので、こういうヒントをいただきながら少しずつ少しずつ我々でこのPRをする努力をしていく、これも行政の一つの務めだろうというふうに考えまして、このPR、ビエンナーレもありますし、まち5もありますけれども、せっかくある自然遺産、あるいは産業遺産もしっかりとこれからPRすることによって中之条町おいでいただく方が増えてくるのではないかというふうな考え方でこれからも検証していきたいと思いますので、ぜひ佐藤議員にもいろいろ情報提供いただきながら進めていきたいと、このように考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)入場者数というところ、ご回答いただきました。イベントの内容だったり、そこがイベントが成功したかどうかというところの判断基準として、私は開催の目的という部分ではやっぱり数値目標というのが大事かなと思っております。今回新たなイベントを2つ行ったわけですけれども、入場者数というところで中之条ガーデンズのほうが1,229名、そして旧太子駅のほうが2日間で352名というデータを今ご答弁されたのかなと思いますけれども、このうちのどれだけの人数が町民で、どれだけの人数が町外というところのデータというのは取っていらっしゃったでしょうか。もし分かればお願いします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)このイベントにつきましては、ガーデンズの場合は町民の方も町外の方も全て無料でしたので、そこのところのカウントはしておりません。中之条ガーデンズの場合は、その日を中之条町の日という形で花のプレゼントなんかしたものですから、これはなかなか町外、町内のデータを取っておらないのですけれども、初めてだったものですから、そういう点は佐藤議員おっしゃるようにちょっと今少し計画性があればよかったのかなと思いますけれども、ただいろいろ宣伝費をかけたとすれば無料にしても中之条ガーデンズの宣伝は非常に大きい宣伝効果があったというふうには考えております。というのは、先ほど申し上げましたように町外の方がいっぱいおいでになったということになりますと、私が見ていても通常、今ローズガーデンフェアやっておりますが、年配の方がやっぱり中心的に多いと思います。この間の夜桜ライトアップというのは、よく言うインスタ映えというのですか、私やったことないのですけれども、そういう世代の若い人がいっぱい来たということは、町内だけではない、町外の方も多く来ていただいたのだろうなという感想はあります。ある高校の女子高生なんか6人グループで来ていただきました。全然この吾妻中央高校の生徒ではないですから、制服着て母親の方が連れてきてくれたのですけれども、そういった方が来るということは恐らく町外が多いのだろうと。そうすると、宣伝効果的には非常によかったのではないかと。経費は、実はかからないのです。ライトを持っていたものですから、ガーデンズで。電気料だけで、あとはみなさんでちょっと残業3時間していただきましたけれども、太子駅もそのライトを持っていったのですけれども、これもやっぱり町外、町内は見ていないのですけれども、ただよかったのがいろいろな方々にキッチンカーだとか、そういう形で参加していただきました。町のNコネの人たちも参加していただきました。そういう人達もそこでいろいろなもの販売して利益をいただいたということでありましたので、まあまあの、初めてのケースにしては経済効果は多少はあったのかなと。
佐藤議員おっしゃるようにこれからは、アンケートではないですけれども、どこから来ましたかぐらいのものは取ったほうが将来的にはいいのかなと、いい助言いただきました。ありがとうございました。今後は、そのように努めていきたいと思います。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)ぜひこれからデータ取りというところ、これイベントをやる時にこのPDCAサイクル、プラン、計画を立てて、実行して、チェックをして、アクションということで、次につなげるということなのですけれども、そういったところをやるのがまさにイベントの次につながるというところでございますので、ぜひこういうイベントやる時には、これはデータ取り、そして情報収集というところでどんなお客様が来てくれたのかという部分ももちろんそうですけれども、何が宣伝効果があったのかというところの検証というのがこれから大事になってくるのかなと思います。それによってこれからどこに予算を、PRするときにも費やせばいいのかなということがもちろん分かってくると思いますし、そういったところが、今はちょっと中之条町という町の体制というのですか、なかなか一般企業とは違うので、スピード感がないと言ったら申し訳ないのですけれども、これからの課題なのかなと思うところでございます。やることは、とてもいいことだと思うのです。やっぱりデータ取らないともったいないと思うのです。なので、これからはぜひそういったイベント等をやるときにはデータ取りをして次につなげるということをやっていただければいいのかなと思います。よろしくお願いいたします。
次の質問に移ります。ちょっと時間が押してきているので、駆け足になってしまうかもしれないのですけれども、続きまして上信道の観光地へのアクセス道路整備についてご質問をさせていただきたいと思います。観光振興という部分におきまして、旅行者が旅の目的地を選択する上で大きく影響する項目、大事にするところというのは、目的地までの時間という部分がございます。なるべく渋滞なく短時間で目的地に到着したいと思うのが一般的な旅行者の考え方です。上信自動車道、渋川伊香保インターから厚田区間、全線開通が令和11年度から12年度と予想される中で植栗・中之条インターチェンジから四万、沢渡へ向かうアクセス道路として現在一般県道植栗伊勢線の改築事業、伊勢町下交差点までの区間が進められておりますが、駅南バイパスから四万街道353号線に関わる整備改良事業については、現在全く予定はなく、植栗伊勢線の改築事業完成後に要望があれば交通量を計測し、必要があれば検討するとの見解を中之条土木事務所にて議会広報特別委員会の勉強研修会で同僚議員の質問に対していただいております。
そこで、お聞きします。現在町では、植栗・中之条インターチェンジから四万、沢渡へ向かうアクセス道路について、どのような考えをお持ちなのでしょうか。お伺いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)上信道のアクセス道路についてのお尋ねでありました。今年岩島のほうが7キロ開通をされまして、今佐藤議員のおっしゃるように令和11年を目指して、5年後ですか、全線を開通というお話は佐藤議員のおっしゃるとおりだと思います。
上信道のアクセス道路についてのご質問でございますけれども、上信道建設事業及びそのアクセス道路整備は群馬県が事業主体となり実施していただいている事業でございます。町としては、この事業が一日も早く完成するよう県関係機関への要望または上信自動車道建設規制促進期成同盟に加盟して、国への要望活動を実施しております。上信道は、災害に強い道として造られ、物流の効果を最大限に発揮する道路であります。完成の暁には、町の観光誘客にも大いに貢献されると期待しているところでございます。今後も一日も早い完成を願い、国、県、国会議員の先生方等への要望活動も強化をしてまいりたいと思っております。
吾妻6か町村の首長と土木事務所の職員の人と懇談をする機会がありまして、特に中之条、高山についてはあそこのところ下りてきて、中之条はとにかく四万、沢渡に誘客をするためのアクセス道路が非常に大事なのだということを強く申入れをさせていただき、高山地区ももちろんそうなのですけれども、そういった中で各首長さんがそれぞれの思いを持っていまして、中之条については直接上信自動車道ではなく、インターから下りてきて誘客を図るということで、これがやはりしっかりしていないと誘客ばかりではなくて、緊急の場合にも困るのだという話は土木事務所の所長と、年に何回がやり取りがあるのですけれども、そこのところにはもう口を酸っぱくして言っておりますし、県とかそういうところの要望会議でもその話はさせていただいております。
なかなか県の、国の事業ですので、言っていないと、忘れ去られては困るので、度々そういう説明をさせていただきますので、中之条町にとってもやはり有効に使えるような上信自動車道のアクセス道路を目指してこれからも要望、陳情を進めていきたいと、このように思っております。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)また、同様に過去同僚議員も質問されておりましたけれども、今後上信道が開通した際の川戸・原町インターチェンジと四万、沢渡温泉へのアクセス道路として、また沢田地区住民が原町日赤など東吾妻町への生活道路として県道245号線下沢渡原町線、中之条町山田地区部分の早期拡幅を望む声が数多く聞かれております。現在の工事の進捗、そして町の県への働きかけについてご説明をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)細かい説明は、建設課長のほうからしていただきますけれども、そういった今ご指摘の路線、これにつきましても県に対する要望事項を定めまして、そこへしっかりと組み込んで、重要な道なので、早く整備していただきたいという話は逐次させていただいております。もし補足がありましたら、建設課長のほうからさせますが、よろしくお願いします。
〇議長(安原賢一)建設課長、お願いします。
〇建設課長(本多宏幸)建設課長、本多でございます。ただいまの県道下沢渡原町線の改良の計画の予定についてということで、そのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
先ほど町長が申し上げたとおり、当該路線についての原町工区、隣の東吾妻町エリア、そこを今現在土木事務所の工務第二係が実施をしていただいているという状況でございますが、原町工区が終了したら中之条工区へと移っていくというような形で今後は計画はされていくわけですけれども、その計画が間を開かないで早期実現が図られるようにというような形で、町長が申し上げたとおり要望を毎年最低1回以上直接要望を土木事務所長様にさせていただいております。
なお、令和5年度につきましては、お会いする機会が大変多かったものですから、4回ほどその点についての確認をさせていただきながら事業の実施について進めていただくようお願いを申し上げたところでございます。
また、先般土木事務所から当該路線についての意見ということで、何か地元からの声があればまた改めてお聞かせいただきたいという電話でのご相談もありましたものですから、間が開かないでとにかくすぐに工事着手ができるよう、特に原町寄りの狭い所1か所あるのですけれども、そこを注目していただきながら進めていただきたいというふうに要望させていただいている状況にございます。
以上でございます。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)ありがとうございました。引き続き県への要望よろしくお願いいたします。以上、上信自動車道に関わる件につきまして、今後町としてこのアクセス道路に関して、観光地へのアクセス道路という観点だけではなく、またこれから植栗伊勢線がつながりますと伊勢町下交差点から左折をしまして、四万温泉の方面に向かって道路の交通量も多くなってくるのかなと考えられます。上信道がつながればさらになおさらのことだと思います。子ども達の通学道路への配慮、そして生活道路としての渋滞問題をはじめ様々な視点、角度から検討する必要があると考えます。中之条ガーデンズや霊山たけやま、そして温泉地へのアクセス道路の整備、六合温泉郷や観光施設を含め、誘導、案内看板の設置なども考慮し、検討委員会の立ち上げが必要だとも考えますが、いかがでしょうか。町長の見解をお願いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)今そういうご提案をいただきました。ご意見として承っておきまして、私どものほうでまた研究していきたいと思っております。よろしくお願いします。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)よろしくお願いいたします。
次の質問に移ります。続きまして、農業振興についてお伺いをいたします。花卉産業、六合の花というところでございますけれども、これまでの立ち上げからブランド化するまでの変遷を踏まえた現状と今後の目標や展開について町長のお考えをお伺いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)農業振興の中の六合の花についてのお尋ねでございます。これ私が承知している話でありますけれども、本当に六合の方々が長年にわたってこの六合の花を愛情を持って育てて一大産地につくり上げたという、本当に努力には心から敬意を表する次第でございます。
六合地区では、昭和63年頃から露地栽培により山野草等の草花を中心とし、地域の特性を生かした花作りが始まりまして、JAあがつま花卉生産部会の六合支部会員が生産を担っております。現在では、草花に限らず宿根草や枝物等の100種類以上の多品目の花卉を栽培しております。六合の花は、主に東京市場に出荷をされ、メインの花を引き立てるような愛らしい花ということで全国的に知られる産地となってきております。令和5年の切り花、切り枝の出荷取扱数でありますけれども、約238万本、1億7,000万円弱の販売がございました。令和4年度と比べますと、0.3%の伸びでございます。
私も農協の役員をしておりましたけれども、1つの品目で1億円を超えるということは大きな産業に値するという品目で、六合の花もその域に来ているのではないかと、このように思っております。
六合の支部会員は、令和6年4月1日現在60人で、六合の花の栽培のため、町外から転入した就農の方もおります。平成28年度から令和6年度には、新規就農者10人うち町外から転入9人がおります。今後の目標としては、市場から引き合いがあり、より高い単価の花の研究を行い、品質向上を図ることであります。そのためには、安定した品質保持や出荷調査を行うため、パイプハウスの導入を進めてまいります。
また、中之条花楽の里を中心としてドライフラワー事業を推進しております。六合の花をドライフラワーにすることによって、出荷時期を切り花よりも長期化し、生産者の体力の負担を軽減できるほか、咲き過ぎや茎や短い等の市場に出荷できない規格外の花につきましても加工することができ、無駄なくさらに付加価値をつけられる形で販売していきたいと考えております。
販売といたしましては、令和5年度が出荷数1万2,400本、約300万円の実績となっております。令和6年度の目標としては、出荷数を2万5,000本とし、売上目標を600万円と設定しております。今後もさらなる販路の拡大を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)ありがとうございます。今六合の花作りについて現状というところ、ご答弁いただきました。
この六合の花という部分、今後の展開として六合地区以外、中之条エリアのほうでも生産のほうを拡大していくというような、そういったお考えはあるのか、お願いいたします。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)この六合の花については、数年前だと思うのですけれども、今名久田地区でも、正確には分からないのですけれども、5、6名の栽培者の方が生産をされております。やはりこれは、六合の方々がおいでになって栽培指導、あるいは出荷に対しての指導をしていただいておりますので、花というのはなかなか、私も農家でキク栽培をしておりましたけれども、そういった指導をしていただける方がいるとだんだん、だんだん産地も広がっていくかなと。
あとは、問題は販路の拡大、これがまず第一でありますので、東京市場のいただいた評価を落とさないようにというのは、品質もそうでしょうけれども、ある程度の品物を出すというのが農家として大切なことでありますので、それと併せて東京に出張しますとやっぱり六合の花ばかりではなくてドライフラワーが割合人気があるというようなお話も聞きますので、そういった形の販路拡大、これをやっぱりしっかり努めていく中で生産者の確保もしていかなければならないでしょうし、生産量も安定的に保つ必要があるだろうと思っています。これは、六合の花の生産者の方々と相談しながら、そのへんのところは支援をしていきたいと、このように思っております。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)ありがとうございます。
何でこの質問をしたかといいますと、耕作放棄地だったり、野菜、米、そういったところに比べて若干花の栽培といったほうが体力的に楽な部分があるという話も聞いております。そういったところで延命というのではないのですけれども、高齢者の方が長く畑仕事をできるような形でやれるのがいいのかなと思っております。少しでも生活を楽にするために、お小遣い稼ぎと言ったら変ですけれども、そういったところも考えながらやれればという部分も聞いたりしていますので、先ほど町長言われたように質と量ですか、そういったところをやっぱりブランドという部分で六合の花売っておりますので、そこを損なわないようにやるというのがもちろん大事なことかなと思いますけれども、しっかりとしたいい指導者がいるうちにという話も聞いておりますので、ぜひそういったところも生産量と質の向上という部分、販路広げていくという部分、今後検討いただければいいのかなと思います。よろしくお願いいたします。
時間が押してきました。とてもとても通告したもの全てやれそうもないので、今回は腰を据えて、次の米農家支援と中之条フード・デザイン・コンペティション、その2つに絞って残りの時間を質問させていただければと思います。よろしくお願いいたします。
次の質問です。米農家支援についての考えはというところでご質問させていただきます。米農家支援、先ほど農家支援という部分で同僚議員からもいろいろな質問があったかと思います。その中で今回私は、米農家に絞っての質問ということでございます。以前も質問させていただいたのですけれども、今日本でも食料自給率という部分で国も考え方を変えまして、平成30年で37%だったところを2030年には45%に上げていこうという法定目標を定めたわけですけれども、そこに向けてやっていくものとすれば、野菜も大事なのですけれども、やっぱり米が最適なのかな。米をやるのが一番日本にとってもいいのかなと私は考えております。なかなか担い手の不足等問題はございますけれども、何とか米作りというところをまた中之条町、盛んにしていきたいなと思っております。
先ほど同僚議員の質問の当初に小学生の田植えですか、お話がありました。実は私の娘も5年生でやってきたということで、大変喜んでおりました。そういった農業に関する体験ですかね、そういったところの教育というのもこれからやっぱり大事になってくるのかなと思います。小さい頃からのやっぱり教育というのは、本当に大事なのかなと思います。
私の所管に被りそうなので、このへんでやめたいと思いますけれども、そういいった中で米の自給率というのですかね、日本人が年間に1人当たり大体今50キロぐらいのお米を消費しているというデータがございますけれども、中之条町の年間の生産高というところ、どのくらい確保できているのかというところがもし分かれば教えていただきたいなと思っております。やはり自給率という部分で中之条町の中での米の消費、自給自足というところをこれからやっていく必要が出てくるのかなと考えておりますので、そういったところもし分かれば教えていただければと思います。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)米の農家の支援ということでご質問いただき、本当にありがとうございます。米の中之条町の生産量、これについてはちょっと数字把握しておらないのですけれども、米ですから、年々毎年毎年作高が違いまして、前年比100だとか前年比90だとかというので、数量が違うと思うのですけれども、数字についてはまた後日農林課のほうで年間どのくらいだよというのを、JAは出荷しか分からないので、全体的な面積からいいますと、全国が54.4%のところ町は34.6%と水田面積率が若干低いんですね。これは、小区画なやっぱり地域性もあって、中山間地域ですから、そういう生産、不利な条件ということもあります。このような状況の中で、私もそうですけれども、米農家は平成23年においしい米づくり研究会を設立をさせていただきました。良質な米を作る研究会を立ち上げて水稲栽培講習会、あるいは米コンクールなど実施して食味の向上に努めてまいりました。米の品質施策の一つとして中之条町で生産された米穀検査一等米で食味値80以上、そして町コンクールに出品したお米を「花ゆかり」というブランド化にしております。これも行政として進めているところでありますけれども、また災害時の発生に備えまして「花ゆかり」のアルファ化した米1,000食を町の備蓄米として令和5年度に整備をいたしました。
今後も様々な米の利用を推進していきたいと考えておりますけれども、今年度の予算のところでご審議をいただきまして、食味分析計、これちょっと数字狂ってきてしまいましたので、新しく新規に導入しようということでお認めをいただきました。
ちょっと2020年の、ちょっと古いのですけれども、農林業センサスでいきますと水田面積が412ヘクタールが中之条町だそうです。農家戸数が1,116戸、これはもう恐らく4年たっていますから減っていると思います。
こういった中で米作りというのは、私が農家を始めたのが二十歳なのですが、その頃は10アールで何キロ取れるかというのがやっぱり主流だったのです。簡単に言うと1反歩10俵を目指そうという。今は、そうではないのです、やっぱり。おいしい米を食べたい。安全な米を食べたい。ですので、農家の方も今減農薬に取り組んでいます。無農薬というわけにいかないですけれども、減農薬に取り組んでやっていますけれども、やっぱり1反歩7俵ぐらい押さえた中でおいしいお米を食べようではないかという中之条の取組もして、これが全国的にどの町でもお米はブランド化しています。これから一番大変なことは、この気候変動今一番大変なのです。コシヒカリの栽培が、富山県で生まれたコシヒカリが新潟で魚沼で花を咲いた、これがだんだん北上化してきますので、今農家が考えているのは安定した米作りをしていく上においては、品種改良がもう余儀なくされています。ですので、新潟では新之助という米があります。今最近できたのがゆうだい21というのが宇都宮大学で研究された。こういう米は、病気に強くて、この気候にも強い。ですので、これからの農家の場合はおいしい米を作り、病気、気候にも耐えられるようなおいしい米を作るという時代に入ってきていると思うのです。ですので、耕作放棄地も増えてまいりますけれども、やっぱり少しでも農家の方々に中之条町でおいしい米を作っていただいて、昨日やったみらい米の話もございますけれども、そういった形で米の大切さを後世につないでいけるような、そういう行政を考えていきたいと、このように考えております。
答弁が長くなってすみません。
〇議長(安原賢一)6番、佐藤さん
〇6番(佐藤力也)最後1問残ってしまったのですけれども、米農家支援というところで今回閉めたいと思っています。
米農家支援という部分、この花ゆかり、ブランド米の話出ましたけれども、ブランド化されない、食味値がそこの数値に行かないお米というのももちろんあるのかなと思うのですが、そういったお米の販路として、提案なのですけれども、金額の差があると思うのですが、そこに地域商品券なるものをつけて、金額の差、どっちがお得かみたいな形で町民に売るということも考えていただければなと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。