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令和7年12月定例会議 一般質問(割田三喜男議員) 

ページID:0012556 更新日:2026年2月13日更新 印刷ページ表示

06 4番 割田三喜男議員 令和7年12月定例会議一般質問

〇4番(割田三喜男)議長の許可をいただき、本日2項目の質問をさせていただきます。まず、1番目といたしまして、クマ対策についてです。2番目は、共創のまちづくりについてです。

 まず、1のクマ対策ですが、昨日からの一般質問で自分の質問(1)、(2)は既に答弁がされておりますので、(3)の質問からさせていただきます。自宅の近所の柿の木等は、サルなどの被害のために隣保班でここ数年伐採を進めてきてまいっております。まだまだ集落内では柿の木が目につき、通るたびに見ていますが、やはりクマの食害が目につきます。区長等と伐採について相談しておりますが、放置された柿の木等を見ますと、空き家になった家が所有しているものが多いのが現状です。

 そこで、不在地主、所有者不明や自己負担が困難な所有者に係る柿の木等は伐採が進まないと思われますが、対応をお伺いいたします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)それでは、割田三喜男議員のご質問にお答えをさせていただきます。先ほど申し上げましたように、(1)と(2)については昨日答弁させていただいたので、次の質問から答弁をさせていただきます。

 不要と思われる柿の木等も財産でありますので、無断で伐採することはできませんので、樹木の所有者の同意が必要となります。所有者が不明な場合は、ご近所の方に聞いていただく等、所有者の特定をしていただく事になります。なお、樹木の所有者から同意をいただいていれば伐採を希望され、経費を負担される方に対して補助金を交付することは可能であります。自己負担が困難な場合の対応でありますが、地域や関係者でお話し合いをしていただく等、対応をお願いしたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)ありがとうございました。所有者不明などの対応を確認させていただきました。不在地主等の個人の所有のものですので、やはり全額公費負担等は難しい面があることは承知いたしました。

 それと、20cm以下や地域の共同作業で伐採したものを奨励金等の対応をお願いしたいという、地域からの声もあります。よろしくお願いします。

 次に、今後の対策ですが、人的被害の防止、ハンターの育成、電気柵の設置、個体数を減らす事等、多くの対策があるかと思いますが、今後町での緊急、短期、中期の対策はどのようなものがあるのか、予定しているのかをお伺いいたします。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)令和7年11月14日付でクマ被害対策等に関する関係閣僚会議で決定された「クマ被害対策パッケージ」が示されましたが、「国民の命と暮らしを守り、国民の安全安心を取り戻すため、関係省庁が緊密に連携し、実行性の高い対策を着実に、かつ段階的に実行する」というものでございます。取組を「緊急的に対応すること」、「短期的に取り組むこと」、「中期的に取り組むこと」、この3段階に分かれて迅速かつ着実に実行していくために必要な財源を確保するよう努めるとしております。

 この3つの段階は、各関係省庁ごとにやるべき対策が分けられておりますけれども、まず緊急的に対応することの農林水産省、林野庁部門では、農林業現場における人身被害防止の徹底を図るというものでございます。また、環境省部門としては、安全装備等の必要な資機材の購入を交付金により支援するとされております。各段階の取組の全てを申し上げることはいたしませんけれども、「短期的に取り組むこと」の中には「緩衝帯の整備」、「強固な柵の整備」を、「中期的に取り組むこと」の中には「クマと人の生活圏をすみ分けができるような環境を確保すること」、というふうにされております。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)ありがとうございました。国や県の財政的、技術的支援を受けて、関係者や地域とも連携しながら、よりよい適切な対応が進むようお願いいたします。

 対策として、先ほど来から出ております緩衝地帯とかゾーニングの必要性とか、耕作放棄地や里山の整備を進めていくことが重要と言われております。

 そこで、耕作放棄地や里山整備をどのように進めていくか、改めてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)耕作放棄地の今後の対策といたしましては、令和6年度に「耕作放棄地対策草刈り補助金」、この制度を設けましたが、そもそも農地の利用があれば耕作放棄地はなくなりますから、担い手に対して農地を集約し、新規就農者を増やす取組等を行う必要があると考えております。

 いずれにいたしましても、国の農業政策を注視しながら、町といたしましても事業を実施していきたいと考えております。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)ありがとうございました。伊参地内のある人がおっしゃっていたのですが、耕作放棄地や里山を整備したいのだが、今は軽トラックも入れない、通行できない状態であるということです。その山道を調べたところ、昔の赤道になっており、なかなか整備ができない状況でございます。

 あと、伊参地域では8月に区長さん、農業委員さん、農家組合長さんにご参集していただきまして、耕作放棄地・里山整備検討会を開催したところでございます。その中の意見として、農地も条件不利地が多く、また高齢者になり耕作や手入れができない等の意見が多く、また不在地主、所有者不明等の土地はなかなか整備が進まないとか、いろいろと課題があります。

 柿の木等や耕作放棄地、町道沿いの支障木、空き家等の持ち主の方に適正な管理を慫慂するために、お知らせしたほうがよいのではないかという、こんなふうに思っております。広報や町のホームページ、9月議会の時に申し上げたように、固定資産税の納税通知書に慫慂文書を同封するのも整備が進むのではないかと思っております。

 いずれにしても、少子高齢化、人口減少により山里に人がいなくなり、里山整備ができなくなり、クマも人里に下りてきております。集落の相互対策が必要であると強く感じております。

 それでは、この項目の質問は終わりにさせていただいて、次の質問項目に移らせていただきます。

 続きまして、共創のまちづくりについて質問させていただきます。町の重点政策であります共創のまちづくりについてお伺いいたします。昨年下期にスタートしました共創のまちづくり補助金について、昨年度は事業採択がありませんでしたが、今年度はどのような事業計画で、どのような申請があったか、状況をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)共創のまちづくり補助金についてお尋ねいただきましたけれども、申請状況につきましては、令和7年度、現時点では1件の申請がございます。相談につきましては数件ある状況でございまして、今年度中の申請や来年度からの申請が数件見込まれる予想となっております。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)ありがとうございました。1件の申請がありまして、相談は数件あるということを確認させていただきました。この補助金の活用により、共創のまちづくりがより一層充実しますよう期待しております。

 次に、共創のまちづくりを推進するために様々な人々が出会い交流する共創プラットフォームの場としてのSANKAKUが伊勢町にスタートしました。この事業のアウトカム、政策効果について具体的にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)共創プラットフォームSANKAKUは、様々な人が出会い交流する場所でございます。様々な人達が出会い集まることによって、新たなつながりやコミュニティーが生まれ、地域課題の解決やリノベーションが創出されることで、みんなでつくる持続可能なまちづくりの実現を目的といたしております。

 簡潔に説明いたしますと、行政、住民、事業者などが協力して課題解決など、持続可能な地域運営の実現へとつながるきっかけとなる仕組みでございます。令和6年11月の開始から1年が経過をいたしました。利用状況につきましては、地域の方や未来戦略ミーティングの委員による話合い、小中学生や高校生の利用による交流、ワークスペースとしての利用や観光客などの町外の方もお越しいただいております。

 官民連携によるプロジェクトにつながっている事案でございますが、参加者や利用者が増えることで、住民参加の共創が広がる機会となり、大きな政策効果の期待をいたしているところでございます。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)SANKAKUの利用状況とか波及効果などを確認させていただきました。ありがとうございました。

 町民、企業、団体、学校、行政などの様々な人々が町の未来や町の課題についてアイデアや意見を出し合いながら、共に町づくりを進めることにより、魅力ある中之条町になるよう願っております。

 次に、先ほどのSANKAKUの政策目標にも重なる部分もあると思うのですが、共創のまちづくりのさらなる発展に向け、共創の理念を町民に分かりやすく伝え、広げる取組についてどのようにお考えですか、お伺いいたします。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)このSANKAKUの状況と共創のまちづくり、この理念ということでありますけれども、行政だけでつくる町ではなく、みんなで一緒につくる町、共創のまちづくりの理念は行政、住民、事業者が協同して持続可能な町の未来をつくっていくことでございます。共創と聞くと難しく感じるかもしれませんけれども、日常にある小さな協力の積み重ね、誰もがふだんやっていることの延長でありますので、町内のイベントに出る、困っている人に声をかける、アンケートやアイデア募集に参加するなど、これら全てが共創の一部であると考えていただければ分かりやすいかと思います。

 また、共創の理念は制度ということでなく、文化に近いものであると、そんなふうに考えております。SANKAKUや未来戦略ミーティング、町民アンケートなど、こういった参加の機会から成功事例が生まれて、やればできるという空気が広がると共創は自走し、広がっていきますので、町づくりに参加しやすい町を目指し、取組を進めてまいりたいと考えております。

 一例ですけれども、小学校、あるいは高校の帰りの生徒さん達があそこで宿題をやったり、大人の方と会話をするというようなことも、だんだん、だんだん増えているというふうにも伺っております。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)理念は文化というお言葉もいただきました。ありがとうございました。

 町づくりの主役は町民であると思います。原点は、主役である町民が自らの責任により主体的に関わること。共創を明確に位置づけておくことが基礎的に重要だと、私は思っております。そのために理念条例として共創のまちづくり条例を制定して、その理念を分かりやすく伝え、広げる取組も一つだと思っております。また、沼田市では、地域と市がパートナップシップを締結し、共創のまちづくりを推進しております。

 次に、おおむね旧小学校区等で様々な分野の地域課題を住民の参画協同により、主体的に解決しようとする小規模多機能自治が行政の伴走支援により全国多くの自治体で取り組まれております。この小規模多機能自治の考え方を基に、人と人とがつながり、地域活力と自治力を取り戻し、地域共生社会の基盤構築を目指す取組でございます。地域の課題に対応するためにこの小規模多機能自治を推進したらどうかということをお伺いいたします。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)ご質問の小規模多機能自治とは、小学校区程度の比較的小さな範囲で、その地域に住む住民や団体が主体となり、地域の課題を自分たちで解決していく住民自治の仕組みとなっております。その役割は、行政任せにするのではなく、地域の実情に合わせて福祉、防災、生活支援などの様々な機能を地域が担うということで、住民の福祉向上を目指すという考え方となっております。

 当町では、割田議員お住まいの伊参地区に集落支援員を2名委嘱し、地域と行政とのパイプ役として連携を進めていただいております。地域が抱える課題の点検や整理をはじめ、集落の巡回や各戸訪問での困り事相談、地域の話合いの場への出席など、小規模多機能自治のためのパイプ役として活動していただいております。

 一方で、小規模多機能自治での失敗例も全国では、数が少ないですが報告をされております。失敗の具体例としては、1つとして高齢化が進み役員の成り手が少ない、2つ目として役員の負担が大きい、3つ目として共働きやひとり暮らしの増加により、伝統的なコミュニティー活動への参加が難しい、4つ目として地域との関わりに愛着や関心がない、これらの理由が課題となって小規模多機能自治の失敗も報告されている現状もございます。

 少子高齢化の時代にあって、この小規模多機能自治を成功させていくためには、地域と行政との連携協力を強めていくための中間支援者が重要であり、その育成と確保につなげていかなければならないと考えております。当町といたしましては、中間支援者には集落支援員や地域おこし協力隊の隊員、地域の役員ではないその地域のお世話係的な人材、町役場の職員OBなどを視野に入れて、今後もまちづくりに共創していただける人材について研究をさせていただきたいと思っておりますので、いろいろご意見ありましたらよろしくお願いいたします。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)ありがとうございました。なかなか難しい問題ではありますが、地域運営の組織を再編し、組織の活動拠点を有し、常設事務局を配置する必要があると思っております。

 自分は、地元伊参の会合でいつも言っていることがあります。高齢化率が50%を超え、少子高齢、人口減少が急速に進み、集落の維持が困難となってきているという事でございます。

 少し古い話で恐縮ですが、国の令和元年度第6回過疎問題研究会では、次の提言がなされております。過疎地域において小規模化や高齢者割合の高い集落の増加傾向が続く中、今後集落の維持、活性化対策としてどのような理念の下、どのような施策を講じるべきか。また、とりわけ消滅が危惧される集落において、住民の生活環境や生活の質を維持するためにどのような施策を講じるべきか議論をお願いしたいという提言でございます。

 そこで、中之条町における集落の維持、活性化についてどのようにお考えになっているか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)ご質問の集落の維持、活性化につきまして、全国の成功事例では、地域資源を生かした独自の取り組みや、地域住民と行政が一体となった活動、地域住民の交流による活動などが成功していると報告をされております。

 当町は美しい景観や自然、温泉など地域資源に恵まれた地域であり、町内の各地域にはそれぞれの特性があり、地域資源のPRや温泉地のブランディングなどに力を入れ、魅力の向上を図りたいと以前から答弁をさせていただいております。集落の維持や活性化に向けて考えていかなければならない施策といたしましては、地域資源や観光資源など、中之条の特色を生かしたものとなります。

 例えば、1つとして嵩山などの山登りや清らかな水が流れる川や滝などの自然財産の活用、2つ目として四万・沢渡・六合の温泉財産の活用、3つ目としてそれぞれの地域に残っている歴史的な文化財産の活用などが考えられます。

 町の施策といたしまして、町民の方々から広くご意見をいただき、交流人口の増加、そして集落の活性化へつながる施策を展開してまいりたいと考えております。また、町民が中之条に住み続けたいと思うような施策や、移住者の呼び込みと新たな起業など、さらなる魅力を創出して地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。

 町、住民、事業者が協力して活力ある取組を行い、それが契機となって地域の活性化につながっていくものと思っておりますので、成功の鍵はこれからの共創のまちづくりと考えております。限られた予算の中でありますが、元気な中之条町をつくり上げていき、集落の活性化へとつなげてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

〇議長(安原賢一)4番、割田さん

〇4番(割田三喜男)具体的な施策もお話ししていただきまして、誠にありがとうございました。

 中之条町過疎地域持続的発展計画、素案でございますが、について11月にパブリックコメントが実施されました。当町にはパブコメ条例はありませんが、この計画に集落の維持活性化の考え方が必要かなと思っております。

 人口減少と高齢化という静かな、しかし大きな波は、多くの集落の存在そのものを揺るがし始めております。集落の維持、活性化において、村おこし、村残し、村じまいというフェーズ、段階があると思っております。活性化機能、責めの部分と、防災や福祉的機能、守りの部分があり、高齢化が進むにつれて守りの比重が相対的に大きくなる。伊参集落では、高齢化が進み、活性化、責めの村おこし、地域おこしではなく、防災や福祉の守りの村残し、集落残しを目指さざるを得ないかなということで考えております。

 あわせて、集落によっては村じまい、集落の終活を検討せざるを得ないと思っております。集落の終活とは、人口減少や高齢化が著しく、将来的に集落機能の維持が困難になると予測される場合に、住民が主体となって集落の在り方を計画的に見直し、次世代に負担を残さない形でその歴史を締めくくっていくプロセスだと思っております。

 伊参地域では、今年度、地域課題を解決すべく検討会を3回実施しました。1つ目は行事と組織の見直し検討会、2つ目は支え合いのシステム検討会、3つ目として耕作放棄地・里山整備検討会です。いずれも非常に難しい問題ですので、解決策はすぐというほど解決策はなかったのですが、町におかれましたは、今後とも地元集落に寄り添った伴走支援をお願い申し上げまして、私の質問は閉じさせていただきます。ありがとうございました。


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