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令和7年12月定例会議 一般質問(山本修議員) 

ページID:0012552 更新日:2026年2月13日更新 印刷ページ表示

02 3番 山本修議員 令和7年12月定例会議一般質問

〇3番(山本修)おはようございます。本日、2番目の質問者であります山本修です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 今回、私は、クマ出没問題と今後の対応策についての1項目を質問させていただきますが、今大変重要な問題で、みなさんも関心があるというふうに思っております。私は、さきの9月議会におきまして、自治体の判断で市街地にいるクマやイノシシ等に発砲できる緊急銃猟が施行されたことに伴い、クマの出没問題にも触れ、一般質問をさせていただきました。その後もツキノワグマやクマの出没目撃が非常に連日のように町の防災無線や有害鳥獣出没情報などを通して私達に届いているという状況が今も続いています。幸い町内の人身事故といった深刻な事態は発生しておりませんが、町民の中には「怖くて散歩や外出もできない」とか、「農作業中に襲われたりしないだろうか」とか、また「子ども達の通学路に出たらどうしたらいいのか」などと不安や恐怖を感じながら日々生活を送る毎日が続いていらっしゃると思います。クマの出没の影響は、町民の生活にも今や顕著に現れていると感じております。

 そこで質問いたします。町の有害鳥獣出没情報では、連日のようにクマの出没情報が届いていますが、4月からのクマの目撃と出没数、捕獲・駆除頭数の最新の状況はどうなっているかお聞かせください。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)クマの問題については、この事案が今年発生をしてから、私も極めて深刻な状況であるというふうな認識を持っております。いろいろな報道等でされている情報等も収集をしながら、これはもう最優先の今の、現状の課題かなと、こんなふうに思っております。

 昨日も夜中の12時過ぎにNHKで1時間ばかりクマの特集があるということで、私もそれを見させていただきました。まだまだクマの状況が収束をするに至っていないという状況でありますので、しかし我々自治体としては非常に緊張感を持ちながら、そして何より猟友会の皆様、そして実施隊の皆様には本当に献身的なご努力をいただいておることに対しまして、この場をお借りして心から感謝を申し上げたいと思っております。

 それでは、山本修議員のご質問にお答えをさせていただきます。

 クマの出没は、令和7年4月から11月末現在では、目撃情報は104件、捕獲頭数は101件でございます。なお、昨年度令和6年4月から令和7年3月までの1年間の目撃情報は40件、捕獲頭数は73件でございますので、目撃情報、捕獲頭数ともに昨年度を上回っている状況となっております。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)ありがとうございます。外丸町長から、やっぱりクマの深刻な問題ということで答弁していただきましたし、猟友会の方も今やクマということに対して、ふだんの生活から顕著に敏感に対応していただいているということは非常に感謝申し上げたいということで、私もこの質問をさせていただくような形になりました。よろしくお願いいたします。

 外丸町長から喫緊の目撃情報では104件、あるいは捕獲数は101件との答弁がありましたが、やはり2024年度だと目撃情報が40件でしたので、その数をもう既にはるかに超え、2倍以上のものとなっております。捕獲頭数も既に73件の昨年を超えているような状況になっております。

 クマの出没問題の要因としては、群馬県鳥獣被害対策支援センターが9月末に、ドングリや栗などの堅果類が本年度は凶作であると発表しております。それも2022年、2023年、2024年と3年連続の不作が続いている中で、本年度はさらにそれを下回る凶作という調査結果となっていることからも考えられると思います。とにかく山にエサがないのです。クマとしては、生きるか死ぬかの死活問題でもありますから、いやが応でも市街地に、あるいは里山に下りてきている現状があると思います。

 さらに、クマの出没は今年だけに限らず、来年も続くだろうというような予測をする専門家もおります。中之条町としては、町民の生活はもちろん、観光事業なども影響を及ぼしかねないことから、今後も引き続きクマ出没問題への対応策が大変重要になってくると感じております。町民の命を守る体制づくりが強く求められていると思います。

 そこで質問いたします。今年度、時期別目撃頭数や時期別錯誤捕獲頭数などは、例年に比べてどのような違いと特徴があるのか、お聞かせください。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)今年度の特徴といたしましては、4月から10月までの目撃情報69件のうち、10月中に目撃された頭数が28件ということで、10月に集中して目撃されております。例外の年もありますが、例年の目撃情報のピークは6月から8月でございましたので、今年は特殊な状況であると思われております。

 なお、捕獲頭数については年度末を待ってから例年と比較して総括をしていきたいと考えております。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)ありがとうございます。一応私も六合の猟友会の鳥獣被害対策実施隊の一員でもありまして、さきの11月6日に開会されました中之条町の鳥獣被害対策実施隊の全員協議会に出席させていただきました。その際に提供されました資料を参考にいたしますと、やはり町長が答弁されましたように、例年ではありますが、例年のピークは6月から8月のような形で、今年は特に10月、11月に入っても多く目撃情報があることから、やはり特殊な状況だということがうかがえます。

 では、現在、中之条町周辺に一体どのぐらいの個体数が生息しているのか、非常に知りたいところでもあります。例えば推計ですが、群馬県鳥獣被害対策支援センターは、2024年度の県内のクマの生息数を発表しています。

 そこで質問いたします。2024年度の群馬県では、クマの生息数は2,773頭と推計され、2020年度の2,022頭から71頭、37%も増えているということがうかがえます。中之条町では、増加傾向にあるか、また増加しているかということから、どのような要因が考えられるのか、お聞かせください。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)中之条町では、管内のクマの生息数の推計は行っておらず、傾向が増加傾向にあるかというような明確なデータはありませんので、傾向及び要因等についての回答は控えさせていただきますけれども、昨日のNHKの夜中の中で、そういう関係者、あるいは学者さんから言わせますと、なかなかクマの生態はまだはっきり解明されていない、謎の部分があるというような見解もございましたので、これはいろいろな情報を仕入れながら、中之条町もこれから検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)やはり町長がお答えしたように、確かにクマは市町村をまたいで自由に越境したり活動していますので、なかなか町内にとどまっているということがありませんので、非常に一町村で生息数や個体数を把握する調査は非常に難しいのではないかというふうに私も考えているところでありますが、ただ今後、人間とクマの共存を考えた時に、ある程度頭数の把握をしていないと、個体数の維持管理の判断等も関係してくることから、調査することで地域の安全性の確保にも重要な役割を果たすのではないかというふうに考えておりますので、今、定点カメラを使ってクマの識別をしたりとか、そういう形で行っている自治体もあるようですので、ぜひ検討をするなり、試みていただければと考えております。

 もちろん中之条町では、それに代わって緊急性を感じ取っているからこそ、外丸町長の判断で、柿の木等の伐採費の補助を早期に実施し、住民の協力を求め、安全性の確保を進めているというふうに感じております。ですので、私も既に庭の柿の木を自ら切ったのですが、補助前でしたので、補助金の対象になりませんでしたので、みなさんもぜひ庭の木をできれば切っていただければというふうに感じております。

 そこで質問いたします。中之条町緊急柿の木等伐採事業補助金について、相談や問合せ数はどのようになっていますでしょうか。また、実際申込みされた方の数や、その内訳と現状での補助金額をお聞かせください。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)この柿の木緊急伐採事業、これについては群馬県で中之条町がいち早く取り組ませていただきました。ほかの町村からも問合せ、あるいはどんな要綱なのだというお問合せがございまして、各地区、利根のほうでも今検討をされているようでありますけれども、やはりこの状況にあって、自治体でまず何ができるかということの観点から、この中之条町緊急柿の木等伐採事業補助金、これを創設をさせていただきました。

 クマによる人身事故を防止するためということでありますけれども、住宅地周辺にあるクマのエサとなるような樹木を伐採する場合に、費用の2分の1を補助金として交付して、11月4日から開始をさせていただきました。申請状況につきましては、11月末現在、24件で、91万円が見込まれております。問合せ等につきましては116件でございます。

 これにつきまして、いろいろのご意見等もあると思うのですが、何しろ柿、栗、その他のクマがエサとするようなものを管理できない木において、やはりお年寄り、あるいはそういう技術がない方はそういう制度を使っていただこうということで創設をさせていただきました。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)ありがとうございます。大変問合せが、最初に考えていた当初よりは大分増えているかなと思います。たしか実施する当初は補助金の対象者を10件ぐらいというような形で設定されていたように思うのですが、現在ではそれをはるかに超えるような24件で、金額も91万円ということで、問合せ数も116件ということで、大変町民のみなさんも関心を持って、たぶんこの補助金等の庭の木を何とかそれで解決できればと考えているのだというふうに思います。やはり不安や恐怖からそういった対策をしておかなければというふうな思いも非常に感じられますので、こういった数字になったのだというふうに私は感じております。

 日々の不安や恐怖などは、これお子さんのいる家庭ではさらに強く感じているような気がしております。私の知っている2人のお子さんを持つお母さんは、以前通学路でクマの姿を見たことがありまして、もし子どもが襲われたらというふうに考えたら、とても怖くて登下校の時には私達がスクールバスのバス停まで車で送り迎えをして、互いに時間調整をするなどして、大変ですが、子ども達を送り迎えしているというふうな現状をお聞きしております。

 そこで質問いたします。教育現場でのクマの出没に対する安全対策の重要性を鑑みたときに、注意喚起はもちろん、クマの遭遇時の対応マニュアルづくりや、登下校時の通学路の点検、校舎内への侵入対策などは十分なのか、お聞かせ願います。

〇議長(安原賢一)教育長

〇教育長(山口暁夫)それでは、山本修議員の質問にお答えいたします。

 クマへの対応につきましては、令和7年10月30日付、文部科学省及び環境省の連名による事務連絡により、クマの出没に対する学校及び登下校の安全確保についての通知がありました。この通知は、環境省作成のクマ類の出没対応マニュアルや、地方公共団体における取組事例を参考に、日頃からクマの出没情報に留意し、必要に応じて通学路の点検や変更、クマの出没時の安全対策や連絡体制など、各地域の実情に応じた対策を検討し、学校が作成する危機管理マニュアルへの記載や、学校及び登下校時、日常生活における注意喚起を依頼するものであります。

 これを受け、町教育委員会では、中之条町教育委員会クマ出没対応マニュアルを作成いたしました。このマニュアルでは、クマの習性やクマが近くにいるサイン、また児童生徒への指導の例として、自分の身を守り、クマを寄せつけないための方策、クマに出会った際の対処法、クマに襲われそうになった際の対処法などを紹介しております。また、クマ出没時の対応チェック表や連絡体制により緊急対応が必要な場合の対応手順や連絡先なども示しております。

 これら環境省のマニュアルや町教育委員会のマニュアルを管下の校、園、所に周知し、それぞれの状況に合った対応や対策を行うよう指示しております。通学路の点検や校舎内への侵入対策などにつきましては、クマへの対策だけにかかわらず、通学の安全や不審者対策なども含め、関係機関にも協力をしていただきながら検討し、実施可能な対策、対応を行ってきております。

 しかしながら、クマや不審者はいつ、どこに、どのような方法で出没するかわからないことから、これで十分といった対策は難しいと考えております。引き続き実施可能な対策や対応を行い、子ども達の安全確保を図ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)詳しいご説明いただきまして、大変ありがとうございます。町の教育委員会では、中之条町教育委員会クマ出没対策マニュアルを早期に作成していただいたことは、非常に迅速に対応していただいたことで、大変感謝いたしております。

 教育長が答弁されたように、園児や児童生徒の安全確保が最優先です。ですから、こういったマニュアルを利用して、日々クマ対策等も含めて有害鳥獣対策に教育なり、指導を進めていただければと考えますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 しかし、こればっかりは野生動物なものですから、いつどこで出没するというか、こちらが気を使っていてもやはり安全でいられるというふうな十分な担保はありませんので、引き続き安全指導をよくしていただいて、クマ等有害鳥獣に遭遇しないように、ふだんからの対策をお願いしたいと考えております。

 そのためにも町が危険を事前に回避する手段として、今後、導入した鳥獣通信アプリの「けものおと2」は非常に有効的に働くツールではないかというふうに私は思っています。私も早速スマートフォンにアプリを入れまして、日々チェックしている状態であります。

 そこで質問いたします。情報通信技術のICTの活用として、クマの目撃を地図で共有する「けものおと2」の導入は、アプリ投稿で即座に情報共有ができるメリットが大きいため、システムの内容と操作方法の詳しい説明と、そのシステムを今後どのように運営していくのか、構想案はあるのかお聞きいたします。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)スマートフォンを使った「けものおと2」のアプリは、内容と操作法の詳しい説明が不要なほど簡便なつくりにになってございます。有害鳥獣の捕獲は、町鳥獣被害対策実施隊が行いますが、捕獲報告がスマートフォンで行えるようになりましたので、紙による報告の手間がかかりません。また、一般の住民の方もアプリでクマ目撃情報を簡単に入力することができますので、クマを目撃したらアプリを開き、目撃投稿の項目の詳細のタブから日時や場所等の詳しい状況を入力し投稿していただけます。あわせて、木に残した爪跡等、クマに関する現場写真がありましたら、画像投稿することも可能でございます。位置情報に合わせた地図が表示されますので、簡単に目撃場所の確認をすることができます。「けものおと2」は、住民から寄せられた情報をすぐに地図上に落とし込み、視覚的に共有することができ、この情報に基づき危機の察知のほか、効果的な追い払いや捕獲につなげることが可能となりますので、今後は「けものおと2」を獣に関する情報発信の主軸として当アプリの普及啓発を図ってまいりたいと考えております。なお、スマートフォンをお持ちでない方や操作が苦手である方もいらっしゃいますので、従来どおり防災無線の放送も併せて行いながら、情報発信に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)「けものおと2」は、私も何か防災無線であると開けてみて、その位置関係というか、場所が非常に鮮明に分かって、今まで私だけでしょうか、防災無線で目撃情報が流されても、クマの目撃された場所がいま一つはっきり分からない場所もありまして、どこなのだろうというのが、ゼンリン地図を広げて見たりはしているのですが、この「けものおと2」のアプリの中で目撃マップを開くことで、視覚的に場所が確認できて、目撃場所が地図上に表示されるので、自分自身が移動する際にクマに注意する手助けにもなりますし、自らの生活圏の中でもやはり近くにクマがいたりすると非常に不安なものですから、安全性の確保にも非常にメリットがあるような気がしますので、ぜひみなさんも導入して、アプリを開いていただければと思います。

 また、外丸町長が答弁されていますように、目撃投稿を詳細な情報を映像で送ることや、情報等を詳しく送ることができますので、そういった面も非常に、どういった状況かがより鮮明に分かるので、先ほど爪の跡とかそういったものも、中にはフンもあったような気がしましたけれども、そういったものも送れますし、より詳細な情報が直接目で確認でいるというのは非常にいいことかなと思います。

 さらに、目撃情報を表示する目撃リストというのを開くことができますし、過去の情報も読み取ることができます。先日、開きましたら、嬬恋村の田代地区の目撃情報がアップされたのですが、これはもし嬬恋方面に行かれる方は非常に目撃情報が入手できるのでいいかと思うのですが、たぶん中之条町町内を中心の情報アプリだと思いますが、できれば町外を通じてそういった通勤する方もいらっしゃいますし、用事で町外に出られる方もいらっしゃるので、できればそういった情報も共有できるほうが非常に便利かなと思います。町外とかほかの県内とか、そういったところは群馬県のクマ出没マップもありますので、そちらを利用している方もいらっしゃると思いますけれども、いずれにしろ非常に便利に活用していただければいいかなと思います。

 中之条町は、いつこういった非常事態が発生するか分からないというような考え方から、緊急銃猟対応マニュアルの9月の法改正に併せて迅速に作成していると思いますので、より迅速な対応が期待されるということで、そこで質問させていただきます。クマ出没緊急銃猟対応マニュアルを早期に作成したのは、前橋市と中之条町の2市町だけと、迅速な対応は評価されるが、緊急銃猟要件確認用チェックリストの実施隊員記入欄の要件を満たし、射撃手となれるハンターのリストアップはできているのか、また各地の猟友会の実情はどうかお聞かせください。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)緊急銃猟を実施する際には、緊急銃猟要件確認用チェックリストを使って、狙撃者となる条件を満たしているか確認を取ってから実施することを町のマニュアルに記載してございます。第一種銃猟免許を持っていても、例えば1年間に2回以上、猟銃や射撃練習をしていない方や緊急銃猟のために使用する銃器で過去3年以内にクマ、イノシシやニホンジカの捕獲経験がない方は緊急銃猟を実施できないこととしております。町には第一種銃猟免許を持つハンターのリストがありますので、おおむねリストアップはできておりますが、先ほど申し上げましたように猟銃や射撃練習の頻度、クマ、イノシシ、ニホンジカの捕獲経験につきましては、その都度ごとにチェックを行うこととなりますので、ハンター自身が緊急銃猟を実施できる要件に該当するか、改めて確認を取ってから慎重に緊急銃猟を実施していきたいと考えております。

 また、各地区の猟友会の皆様の実情につきましては、地区が分かるようにハンターのリストアップをしておりますので、何か特別な情報があるようでしたら実施隊の地区隊長からお聞かせいただくこととしております。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)今の町長の答弁をお聞きして、事前にしっかりと厳選し、リストアップがされているということで確認いたしましたので、今後とも緊急銃猟がないようなことを願いながら、リストアップなり、厳選な選出をお願いしたいというふうに考えております。

 ただ、さきの実施隊の全員協議会に出席した際に、実施隊から緊急銃猟制度についてかなり本音とも思えるような積極的な意見が出たことも事実です。そこで、緊急銃猟を行うハンターにも心理的なハードルがかなり高いというか、ありますので、それを切実に感じたということも印象的でありました。町としても、ハンター自身が緊急銃猟を実施できる要件に該当するか、改めて確認を取ってから慎重に緊急銃猟を実施していきたいと考えていますという、ハンターに寄り添った考え方を示しておられます。私達は、実施隊に全てをお任せすればいいかというふうにも考えておりましたので、これからはメンタルな部分のフォローやアフターフォローも重要になってくるかと感じています。

 そこで質問いたします。クマを人里に寄せない環境づくりとして、長期的な目線でクマが入ってこない緩衝地帯整備をどう考えているのか、またクマと人の住み分けるゾーニング管理は今後検討の考えはあるのか、お聞かせください。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)ゾーニング管理とは、人の生活圏とクマ類の生息域を区分けするということでございます。令和6年2月8日付でクマ類保護及び管理に関する検討会による、クマ類による被害防止に向けた対策方針が示され、その中でゾーニング管理につきましても記載されてございます。

 ゾーンとは区域のことですが、人の生活圏、緩衝地帯、保護優先地域の3区域に分けてクマを管理するというものでございます。人の生活圏では、市街地や農地で放任果樹の除去、やぶ刈りを行い、出没を防止するとともに、進入したクマは速やかに排除いたします。また、森の中にクマが生息できるように保護優先地域を設け、地域個体群の安定的な維持を図りつつ、クマにとって良好な生息環境を保全いたします。そして、この2区域の間が緩衝地帯であります。緩衝地帯整備をどう考えるかということでありますが、クマにとって隠れ場とならないように、やぶ刈りや伐採による環境整備が必要であると考えております。既にやぶ刈りを行う団体や放任果樹を伐採する団体に対しましては支援を行っておりますし、中之条町緊急柿の木等伐採事業補助金も創設いたしましたので、ぜひご活用をいただければと、このように考えております。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)この問題は、クマだけではなくて、当然サルやイノシシ、シカなども対象になるかというふうに考えますし、今後緩衝地帯やゾーニングということが実際どういう形で進んでいくのかというのは非常に難しい問題ではないかというふうに私も感じておりまして、町長の答弁では中之条町は既に緩衝地帯の整備を進めていて、この先を見据えた調整と対策が検討され、進んでいるというふうに考えております。

 しかし、ここに来て大変大きな問題は、子どもの頃から市街地周辺に住み着き、人慣れしたクマのことをアーバンベアというそうですが、そのアーバンベアの存在も大きな要因として考えられるのではありませんでしょうか。人の生活圏とクマの生息域はなくなり、混雑している状況下で市街地や里山に出没するクマは、もはや山のクマではありません。そして、山には帰らないし、帰れないし、山のことを知りません。今や山奥は荒廃し、整理がされていない上に広葉樹等の減少などから、山の中では生活できなくなっているというふうに専門家も断言しております。このような状況下にあって、クマをはじめ有害鳥獣の生息状況の把握をするための最新機器として、ドローンの存在が大きな役割を果たすと私は考えております。

 私は、以前6月議会の総務企画常任委員会の際に外丸町長に、中之条町でのドローン導入の意向を提案したことがあります。今回緊急銃猟の施行やクマ出没が頻発することを受けて、実施隊の中からもドローンの導入を町に検討してほしいという声があります。「けものおと2」なども有効だと思いますが、クマの出没時は瞬時に上空から居場所を特定し、その状況をリアルタイムに確認して、適格に情報収集をしたいというのがハンターの本音だというふうに感じております。

 今やドローンに搭載される機能は多種多様に及び、空撮映像をリアルタイムでチェックしながら、生物の熱を感知できる赤外線カメラや音声スピーカーも搭載でき、クマの嫌がる音も流すこともできれば、地域住民にクマの存在や注意喚起を促す告知もできると思います。クマの出没以外でも様々な用途で利用することができるように期待されますので、そこで質問させていただきます。

 出没状況の確認や迅速な対処、現場対応のために町でのドローンの導入計画の検討はあるか、お聞かせ願います。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)ドローンを活用して空撮映像や熱を感知する赤外線カメラにより、状況からクマの出没状況を確認する方法があります。私もちょくちょく最近クマの問題がマスコミで取り上げられますので、そういった時にドローンの活用状況で個体を確認する、これは有効な手段だなというのは最近勉強をよくさせていただいております。最新技術を活用するという場合においては、他の自治体との状況も見ながら、導入の必要性について検討してまいりたいと、このように思っております。よろしくお願いします。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)町長、ご検討いただくということで、ぜひとも町で導入していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 緊急銃猟での迅速な対応や有害鳥獣駆除などは、今後さらに猟友会への依存や負担も増加してきますし、ハンターの高齢化や人員不足など、今後存続が厳しくなる状況の中で負担軽減にも一役を担えるという存在であると私は思います。猟友会の協力なしでは今後成り立っていかない現状もありますので、実施隊のメンバーの中にはドローンを町役場本所と六合支所にそれぞれ配置して、実施隊も使えるように考えて欲しいという希望も挙がっております。ぜひご検討をお願いします。

 私の最後の質問になりますが、クマの出没対策は今年いっぱいで終わるとか、来年で終わるとかという問題ではなく、中長期で対策を考える必要があると思います。

 そこで質問いたします。群馬県鳥獣被害対策支援センターは、9月末、クマのエサとなるドングリや栗などの堅果類が5年ぶりの凶作と発表したことで、来年の春から夏場までは出没傾向にあると専門家も注意を呼びかけていることがあります。今後対応策の問題点とどのように考えているのか、またクマだけではなく有害鳥獣対策の強化はどうなっているのか、お聞かせください。

〇議長(安原賢一)町長

〇町長(外丸茂樹)昨日のクマの特集でも見ていたのですけれども、豊作と凶作、これがもう極端だという専門家の話をちょっと聞かせてもらった時に、豊作の時にクマが結構出産をして、次ぐ年のというのですか、凶作の時にエサがなくなる、そういう状況の間隔も短くなっているように思われるという、そういった専門家の話も昨日聞きました。やっぱりドングリが不作であるという情報、これは私どもも聞いております。今年については特にそういう話を聞いておりますけれども、クマも山にエサがなければ、もちろんエサを求めて人里に出てくるということになると思うのです。

 今後の対応策や問題点のご質問でございますけれども、クマの出没は捕獲活動の強化だけでは防ぐことができませんので、やはり放任果樹対策やクマを誘引してしまうような生ごみの放置にも問題があるのではないかと、こんなふうにも考えられますので、広く町民の方々にもご理解とご協力を頂戴したいと考えております。人里への出没は今後も続く可能性が十分考えられますので、継続した対策が今後も必要になるものだと考えております。

 なお、有害鳥獣はクマだけではございませんので、獣の種類に応じた対応を行い、国の交付金等の活用を考えながら検討して、効果的な対応を取ってまいりたいと思っておりますけれども、何より猟友会の皆様、そして実施隊の皆様に本当にご苦労をおかけしておりますけれども、ぜひご協力をいただかないと町民のみなさんの安心安全が守れませんので、こういった猟友会、あるいは実施隊の皆様方としっかりご意見を賜りながらクマ対策には臨んでいきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。

〇議長(安原賢一)3番、山本さん

〇3番(山本修)ありがとうございました。町長の答弁でも、人里への出没は今後も続く可能性がありますので、継続した対策は今後も必要になると考えますというふうな答弁をいただきました。

 クマの出没問題はさっきも話しましたように、今年で終わるとか、来年で終わるかということではなくて、先ほども言いました2022年、2023年、2024年と不作が続き、今年凶作ですから、山へ行っても私どもが見る限りで、ドングリとかそういった堅果類という堅いエサがやっぱり不足している。そうなると、イノシシとか他の動物も住宅街に下りてきて、やっぱり農家さんの農作物とか庭の柿とか栗をエサにするということが続いてくるのかもしれないし、やがてそれが慣れて山には帰らないというか、住宅地の近くにいればエサがあるというふうな感じを持つ個体もないとは限りませんので、ぜひ継続して対策を続けていただければと思います。

 私が先日クマの出没問題を近隣の町議会議員と意見交換をいたしたのですが、他の町村の町会議員から、「中之条町はとにかく対応が早い」と、「それはすごいね」というふうに、「うちの町では見習う必要があるよ」というような形を言っていただきました。その迅速な判断と行動は非常に他の他町でも評価されていますので、町民として非常に誇らしい部分もありました。

 これからも迅速な対応と積極的な行動でクマの出没問題や有害鳥獣対策問題は中之条町が他の市町村よりも先んじて取り組んでいると言われ、評価されることを要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。


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