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04 5番 山田みどり議員 令和6年12月定例会議一般質問
〇5番(山田みどり)通告に従いまして一般質問を行いたいと思います。私の質問は3点。1つ目は農業支援について、2つ目はリフォーム補助金について、3点目が道の駅の活用について質問をさせていただきたいと思います。
〇農業支援について
まず、農業支援についてですけれども、物価の高騰、燃料の高騰など町民の生活に多大な影響がいまだ続いております。農家においても大変厳しい状況であり、特に米の農家さんからは、「もう米は買ったほうがいい」、「米づくりを辞めてしまおう」と、そういった声は少なくないと思います。夏に米の不足が生じたように、需要と供給がつり合わない状況にあります。2018年まで減反政策が行われたことも要因ですし、今も続いている米農家から野菜などの転作に対して補助金が出るなどの施策によって、米農家は今減り続けています。町としても持続できるよう、様々な施策を行っているとは思いますが、現場で働く農家さんからは、「もう続けるのはつらい」という声が聞こえてきます。
現在行っている支援で、兼業農家、それから自家用に作っている農家さんに対しての支援の施策があるのか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)それでは、山田みどり議員のご質問にお答えをさせていただきます。
議員お尋ねの農業者に対しての支援につきましては、国や県の補助事業もございますが、認定農業者等の一定規模の農業者に集中しておりますので、自給的農家等に対しましては、機械や施設の導入等の補助事業は恐らく該当しないものと思われます。しかしながら、そういった小規模な農業者を支援していくことは、農村の景観を保ち、耕作放棄地を未然に防止する面からも極めて重要であると考えております。
町では令和5年度におきまして、肥料、飼料、農薬等の農業資材の価格高騰の影響が著しい農業者を支援するため、町単独事業として、農業資材等価格高騰対策補助事業を実施をいたしました。この事業は、令和4年度中の税申告を基として、肥料、農薬、ガソリン等の動力光熱費等の対象経費を補助したもので、対象経費の10%補助し、上限は10万円、町内に住所を有する農作物販売農家等を補助金の交付対象として、106件、893万円の補助実績がございました。今後につきましても、町として何らかの支援を実施していきたいことから検討しているところでございます。よろしくお願い申し上げます。
〇議長(安原賢一)5番、山田さん
〇5番(山田みどり)物価高騰に対して農業資材の支援ですとか、そういったものが大変喜ばれていると思います。今後もやっぱりこういった支援が必要であり、特に本当に小規模な農業農家さんに対しての支援というのを積極的に行って、地域の農家の励みになる温かい支援をぜひ検討いただいて、今後も継続していただきたいというふうに思っています。
次の質問に移ります。農家の高齢によって続けていくのが困難であるという声があります。中之条町の農業振興、地域行事、ボランティアなど、まだまだ若いと言われている60代、70代の方が今一生懸命頑張っているような状況です。そういった方々も経験と知識を持っていて、そういった方々が本当に地域を支えているような現状にあります。
しかしながら、誰がその後を継いでいくか、これが今本当に課題となっています。同僚議員からもやっぱり地域の維持をしていく、持続させていくということのテーマが出ておりましたけれども、これがやっぱり今、町にとっても大きな課題となっているというふうに考えます。
今回農業に着目して考えますと、就農者を育てていく、本当に一人前に育てていくということはやっぱり多くの時間を要すると思います。今、各方面で主力となっている方ができなくなってしまえば、継続が困難な状況にあることがうかがえます。そして、農家の8割が今言ったように65歳以上という状況で、農業を引き継いだ、農業をその後引き継いでくれと言って、その子ども世代、孫世代が引き継いでくれと言われても、今の生活環境だとか、家族環境、家庭環境の変化で、土地を譲り受けたとしても農業ができないという声を聞きます。けれども、その土地を受け継いだからには、やっぱり先祖代々農業をやってきた、その景観と地域を守ってきた土地ですから、何とか農地を残したい、活用したいなという思いはみなさんあると思います。そういった手段が、どうにかできないか、町として耕作放棄地を増やさないような対策様々していますけれども、利活用にも積極的な支援をしていると思います。
今後の対策として、そういった方々への農業の在り方について、ぜひ検討を進める時期にあるのかなというふうに思うのですけれども、町としてそういったところへの支援、本当にきめ細やかな支援が必要だと思うのですが、町としてはどのように考えているか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)今の山田議員のご指摘のように、農家の高齢化、これが非常に問題になっておりますけれども、現在主力で農業を営んでおられる方が恐らく70代の方々中心になっているのかなということは、どこの地域も現状としてはあるのだと思います。議員おっしゃるように高齢化、これにつきまして事業継続が、農業を継いでいくのは困難だということも、私も自分でも農家ですから理解しております。
特に水田の耕作につきましては、以前にも答弁させていただきましたが、受委託をしていただく方、こういった方々を町でお願いをして今活動していただいておるところでありますけれども、もうこの方々も既に70を超えているというのが現状であります。でも、一生懸命今守っていただいておるのですが、議員おっしゃるようにその後のそういう受委託をしていただける、あるいはお米を作っていただける、こういう方々が非常にどの地域においても育成するのは難しい。恐らくこれは、今年は別ですけれども、今まで農作業をして所得を得る、これがやはり農家にとっては経費のかかる、それに見合った収入がなかったのだろうという形から、恐らく農業を少しずつ減らしていったという現状があるのだと思います。
それから、今ご指摘ございましたように、国が行った減反政策、これについては非常に今の状況大きく影響があったというふうに言わざるを得ないと思います。といいますのは、今年の令和の米騒動、平成5年にあった冷害の米騒動のわけが違いまして、今年度の令和の米騒動については、2、3日前のネットニュースを見ますと、農林水産省、生産者、それからそういう元買いの業者等が話したときには、米の品薄というのだけれども、この状況はこれぐらい上がってしまったと。例年の今の月と比べますと約6割、57%高騰しておると。これを心配される、私も心配しておるのですが、消費者の方々、あるいは先日温泉組合の方もみえましたけれども、ご飯を提供する、こういった産業に従事されておる方は非常に大きな負担になってきているのではないか。一方、農家にすれば、やはりそれだけの価格が上がらないと肥料、それから機械、しかも燃料が上がっているということはありますけれども、この状況が恐らくこれで収まるということがなかなか見通せないというお話がネットに出ています。これは、恐らく来年度もこういう状況が心配されるのだと思うのです。
ですので、こういった状況がどういうふうな終息を見るか分かりませんけれども、農家の方々もある程度の所得をいただかないと機械の維持もできない。そういうことを考えますと、やっぱり所得もある程度農家の方々、飯米農家もそうだと思うのです。飯米農家もそれだけやって生きがいを持って米を作る、野菜をつくるという状況が少しでもあればいいと思うので、そのへんのところはなかなか、先ほど申し上げたウルトラCのカンフル剤はないのですけれども、やはり地方自治体は一番大切なのは地域の事情を一番よく知っているわけですから、そういったものを捉えながら、できる自治体としての支援、あるいは県や国へ話をしなければならない行動、こういったものを調えていかないと、我々こういう山間地に住んでいるところは、それによって耕作放棄地が増えると災害が増えるという今度は副産物も出てきますので、そういったこともしっかり注意しながら、議員のまたご指摘もありますように、皆様方と協力して、特に区長さん、地域の方々ともいろんなご意見を賜りながら、そういったことにしっかり取り組んでいくということは大切なことだと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(安原賢一)5番、山田さん
〇5番(山田みどり)町長の思いが本当に私も思っていたことを言っていただけたというような思いで、非常に今の農業の在り方について本当に厳しい状況にあり、これがやっぱり国の施策によって引き起こされたということは間違いないことだと思っています。
この米不足の状況は今後も続いていく。私たちは、やっぱり食べなければ生きていけません。それがやっぱり農業というのは本当に基本のものだと思っています。その農業を今後も第一次産業を支えていくということでは、やっぱりこういった農業を持続させるための取組が、仕組みづくりが必要ではないかなというふうに思います。
兼業農家と農業を体験したい人のマッチングをする仕組みづくりができないかという質問に入りたいと思います。さきに述べたように、高齢になって農業の一連の作業が今までのようにできない、草刈りの作業が本当に大変だという声も聞きます。作業の一部、例えば草刈りの手伝いだとか、今ほとんど機械では行っていますけれども、田植だとか、稲刈りでも人手が欲しいと。そういったときに手伝いを気軽に頼めるところをつくる。農業を体験したい人、積極的に手伝いたいという人がいればそれに登録していただいて、作業の手伝いをしていく、このような仕組みをまずつくれないかというふうに考えました。
今農家さんの手助けになる、こういった仕組みがつくれれば、農家さんの手助けになるとともに、将来的に農業をしたいと考えている人とつながることができて、それが今後そういった農家の育成というか、就農者を育てていくということにもつながるのかなというふうに思うのですけれども、ぜひこうしたマッチングの仕組みを、需要があるかどうかというところも含めて調査をしていただいて、ぜひ検討いただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)農作業の受委託でなくても、例えば農家のお手伝いをしたい方は一定数いらっしゃるのかと、農業に興味をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、もしマッチングをすることとなりますと、ただ先ほど言いましたように気軽に親戚の家を手伝うというものでありませんので、もう少し調査研究をする必要があるのかなというふうに考えております。いずれにしましても高齢化は顕著でありますので、既存の団体やマッチングできる取組ができればと。協力しながら検討していきたいと思います。
農家の労働力不足もありますし、ただ農家の場合、いろんな機械を使ったりしますので、危険も伴います。今年中之条町では農林課を中心に、草刈り、それからチェーンソーの危険を少しでも理解してもらうようにということで、そういう講習会をさせていただきました。草刈りについては、恐らく約3回開いて60名の方が受講していただいて、農家ばっかりではなくてそうでない方々もやはりそういうことを踏まえて、農作業をお手伝いするときにはやっぱり危険が伴うのだということも理解していただきながら、ちょっと今少し研究をする必要があるのかなと、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(安原賢一)5番、山田さん
〇5番(山田みどり)様々な声をぜひ聞いていただいて、検討いただきたいと思うのですけれども、過去には県のほうでもこういった事業で、これは農業再生協議会というところが主体であったらしいのですけれども、その荒廃地解消ということで、マッチングをして整備を行ったというのが平成30年にこういった仕組みがつくられていますけれども、1回限りの事業だったらしいのですが、様々いろんなことをやっているのですけれども、単発的で持続できていないというのが今現状にあるので、ぜひこういった仕組みが持続的にできるようなものをぜひ検討していただいて、町だけのではなかなか難しいこともあります。民間の力も借りながら、いろんなアイデアを利用して、組織をつくっていくことで農家さんを直接支援していっていただきたいなということを要望いたしまして、ぜひ検討いただきたいというふうに思います。
〇リフォーム補助金について
次の質問に移ります。リフォーム補助金についての質問をさせていただきます。住宅に対して様々な補助制度はあるのですけれども、調べてみますと所管がそれぞれ違っておりまして、定住促進対策住宅取得費補助金、これは地域共創課であったりだとか、空き家対策のことに関しては防災安全課で、住宅リフォームの補助金に関しては観光商工課と、それぞれの課に分かれていて、それに応じてその窓口に行って、こういうことをしたいのですというふうに利用する、申請するというようなことなのですけれども、ただ利用者にとってみれば、なかなかこう分かりづらいなというふうな声を聞いています。
こういった利用者に対してどのような案内をしているのか、その流れをちょっと説明いただければと思います。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)住宅リフォームの補助金ということについてのお尋ねでありますけれども、議員ご指摘のとおり、住宅に対する補助金につきましては、役場の6つの課においてそれぞれの補助事務を取り扱っております。案内としては、毎年「広報なかのじょう」4月号における周知や町ホームページへの掲載等を通じて、利用者のみなさんにご案内をさせていただいております。
なお、今年3月定例会議の総務企画常任委員会において、冨沢重典議員よりご指摘をいただきました。県や国の補助金を含めた個人向けの補助金等の一覧を6月の区長文書において毎戸配布させていただいたところでございます。また、役場へのお問合せや補助金の申請に来られた場合は、担当課へおつなぎするよう各課へ指示をいたしております。
個々の補助金につきましては、補助の目的や申請内容も異なり、簡易なものもあれば、必要書類をそろえていただかなければならないものもございますので、申請窓口の一本化はなかなか難しいかなという状況にございます。補助金につきましては住宅関連だけではありませんので、全庁的に取り組み、今後も利便性の向上に向けて取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
〇議長(安原賢一)5番、山田さん
〇5番(山田みどり)申請の手続だとかでいろいろ細かな説明が必要ですから、もちろん窓口に行ってきちんと案内していただいているということは分かりましたけれども、なかなかやっぱりでもこういった住宅のことについて縦割りのどうしても行政スタイルというか、体制になっているということで、町民にとってはちょっと分かりづらいところがあるかなという印象もあります。住宅に対して、総合的に取り扱う窓口を設けて対応することで、住民の利便性にもつながるのではないかなというふうに思いますし、昨今の行政改革においてもこういったことが必要でないかなというふうに考えます。今後の業務の効率化も含めて、在り方の検討を求めたいと思います。
次の質問に移ります。リフォーム補助金についてですけれども、リフォーム補助金は県内でも先んじて取組を始めて実績を上げております。町内の事業者にとっても利用者にとっても大変喜ばれている補助事業であり、当初は他自治体も中之条を参考に事業が広がっていったというふうに思いますけれども、今では中之条よりも補助割合を高く設定している自治体も出てきております。今、物価高騰で資材などが値上がりしていることから、補助金の割合を上げてほしいという声もあります。今回の補正予算でも増加の見込みがあるということで予算に上げられましたけれども、効果を上げている制度であることから、リフォーム補助金の拡充を検討するときではないかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)ご質問のリフォーム補助金の編成につきまして、少しお話をさせていただきます。
平成16年12月に県内初の試みとして補助率5%、補助限度額10万円で始まり、その後数回要綱改正を行い、現在に至っております。平成22年4月の改正では、補助限度額を20万円とし、定住の促進を図る観点から、補助率及び補助限度額を半分として、町外業者も対象といたしました。平成22年10月には、1度限りの補助金から5年を経過すれば2度目も受けられるように改正し、さらに平成24年4月には、この5年の経過を1年経過といたしました。また、同時に町外業者の補助率及び補助限度額は据置きながらも、町内業者の補助率を5%から10%に、補助限度額を20万円から30万円に引上げたところでございます。このように3回の要綱改正を行い、制度の充実を図ってまいりました。
今後もより多くの町民の方に制度をご利用していただきたいと考えておりますので、当面は現行でご理解いただきたいと考えておりますが、ほかの自治体との比較も併せ、今後の課題として研究させていただきたいと思います。
昨今の補助金の実績状況でございますが、令和4年度よりエアコンやエコキュートにつきましても補助対象とした結果、令和4年度にあっては対前年比1.5倍の230件、2,115万円、令和5年度にあっては219件、1,917万円の補助金交付を実施させていただきました。なお、町内業者の割合は約9割の196件、1,799万円の補助金交付といった状況でございます。
〇議長(安原賢一)5番、山田さん
〇5番(山田みどり)利用にあたっては、本当に非常に使われている、特に昨今ではエアコンですとか、やっぱりエコキュートだとかというのはかなり増えているというふうに聞きました。町内事業者割合が9割ということで、かなり町内事業者を使っていただいているということは大変ありがたいなと思います。
ただ、これ答弁は求めませんけれども、今若い方は、例えば何か直したいというときに、どうしてもスマホで調べてしまって、そうするとどうしても町内業者はそこから出てこなくて町外業者のほうにつながってしまうのです。例えばなるべくやっぱり町内業者を広く使っていただくような形で、町内業者を案内するだとか、何かあるといいのですけれども、今なかなかどこに頼めばいいのだろうというような、そういうような難民もいて、なかなか難しい状況ではありますけれども、9割ということで、これだけ使われているのだなというのは安心しましたけれども、町の補助事業ですから、ぜひ町で使っていただいて、こういった事業ですので、継続していただきたいということとともに、やっぱり今の物価高騰なんかのことでどうしてもやっぱりなかなかこういった資材の値上がりでできないという、非常に高くなっているという状況にありますので、ぜひ補助金の拡充のことも検討していただきたいというふうに考えます。
〇道の駅の活用について
次の質問に移りたいと思います。道の駅の活用と今後について質問をさせていただきます。道の駅というふうにしたものですから、道の駅、六合のほうにもあるのですけれども、今回は嵩山の道の駅について、運営の状況について質問をしたいと思います。イベントなどでの来客はあるものの、ふだんはやはり静かなところでして、なかなか来場者、集客に向けて非常に厳しい状況にあるのかなというふうに思うのですけれども、今の運営状況と取組など、どのようなものをしてきたかということを答弁求めたいと思います。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)道の駅、それが嵩山の道の駅というお尋ねでありますけれども、令和5年度におけます道の駅霊山たけやまの運営状況でございますが、約3,096万円の売上げがございました。令和4年度と比較いたしますと、売上げは約892万円ほど減少いたしております。減少の主な原因といたしましては、令和4年度は愛郷ぐんまと如月キャンペーンといった販売促進に直結する事業がありましたが、令和5年度につきましてはこのようなキャンペーンがなかったことと、そしてコロナウイルスによる影響が大きかったなというふうに考えております。
また、支出におきましては、霊山たけやま運営管理事業の予算執行額は4,731万円となっており、令和5年度の単年度収支で申し上げますと1,634万円の赤字となっております。これは、かやぶき屋根の改修工事やエアコン等の備品の購入のため、資本的な支出が発生いたしました。また、お客様がいらっしゃらなくても回転していれば光熱費等の経費はかかってしまいますので、まずはお客様に来ていただき、売上げを伸ばし、収入を増やすことが何よりと、赤字解消の近道と考えております。実際に令和5年の9月と10月につきましてはビエンナーレが開催されたため、令和4年の同月と遜色のない売上げがございました。
売上げを増やすための今後の取組につきまして、既に農林課の担当職員と現場職員とにおいて話合いの場を持ち、検討を行っております。そこでは、そばを食べられないお客様に配慮したメニューについての提案や、サービスメニュー等販売促進につながるような取組の提案がありますので、町の公式エックスやホームページ等で宣伝し、集客を図ってまいりたい、このように思っております。コスト削減の意識を持って運営に当たるとともに、魅力的な施設を目指し整備をしていく必要があると考えております。よろしくお願いします。
〇議長(安原賢一)5番、山田さん
〇5番(山田みどり)現状、かなり運営については非常に厳しい状況にあるのかなということが分かりました。地域での活用とともに、来場者を増やす仕掛けが必要であると思います。農林課の職員のみなさんもアイデアを出しながら、非常に頑張っていただいているということは承知しております。施設運営の将来的な役割、道の駅としての役割をどのように考えているかということが重要になってくるのかなというふうに思います。集客に向けて、ガーデンズなんかも未来戦略のみなさんからの意見をいただいて、非常に売店のリニューアルだとか、そういったことでやりましたけれども、ぜひこういったところでもいろんなアイデアを出していただいて、地域の方の声もぜひ聞いていただいて、今後の協議をしていく必要があるのかなというふうに思います。
地域の特色として、これまでそば打ち体験だとか、ボランティアによる嵩山散策なども行っていたようですけれども、通年で来客してもらうことや、そこでしか体験できないというようなこと、様々な意見を出して今後の運営に関して検討する必要があるのではないかなと考えますが、地域の特色について、嵩山の本当に山を、嵩山を抱えていますから、やっぱりその地域の特性というのが一番出しやすいのかなと思います。今後は忍者の仏具とかも展示するというような予定もありますし、ちょっと今後の展開というか、どのようなことを考えているかというのをちょっと町長からのお話を伺えればと思います。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)山田議員のお尋ねでありますけれども、農林課の担当職員、本当に一生懸命やってくれておりまして、精力的に何とか嵩山にお客様に来ていただこう、そして現場の働いていただいている職員の方々も非常に工夫を凝らして、嵩山の魅力をもっと発信していこうというような姿勢は強く持っておりますので、そのへんはご理解をいただければと思います。
令和6年度につきましては、ゴールデンウイーク以外でも地域の特色を生かしたにぎわいがつくれるような取組を行っております。例えば6月に道の駅霊山たけやまにて食香バラをテーマにしたマルシェを開催いたしました。町の花農家のブースのほかに、雑貨や食品の販売、キッチンカーの出店が行われました。ほかにもキッチンカーを出店してイベントを行いたいという問合せが届いており、イベントが定着すれば年間を通じた活用が可能となるのかなと、このように考えております。
かねて中之条産のそば粉を使うなど、地域の農産物を使う取組も行っておりましたが、イベントを行うことも活用方法の一つだというふうに考えております。道の駅におきましても、いろいろなアイデアを出し合い、改良や進化をしていかなければなりません。まちづくりと同じく完成形というのはございませんので、今後もしっかりと現場の職員、そして農林課の職員、地域の方々の意見が反映されてにぎわいが取り戻せるような、そういった仕組みを考えていければと、このように考えておりますので、山田議員もこれからも注意深くご指導いただければと、このように考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
〇議長(安原賢一)5番、山田さん
〇5番(山田みどり)マルシェだとか、キッチンカーなどの集客でかなりお客さんも来ていただいているというふうに、工夫を凝らしていろいろな取組をされているということで認識いたしました。ぜひイベントだけでなく、ふだんからも利用、行ってみようというような、そういったことにつながるようなことをぜひ仕掛けをつくっていただければと思うのです。
先ほどもちょっと言いましたけれども、協議会なんかも立ち上げて、地域の方の声が、地域の人も一緒になって道の駅を盛り上げていこうというような協議会がぜひ立ち上がっていただいて、検討いただければというふうに思います。販売などの工夫もしていただくことで、さらに魅力ある道の駅の施設運営になっていくのではないかなというふうに思いますので、ぜひ今後も地域の方々、特にやっぱり伊参地域にも元気になるような、そういった道の駅の運営に尽力していただければということを望みまして、私の質問を終わりたいと思います。