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中之条町の自然

ページID:0001288 更新日:2022年6月23日更新 印刷ページ表示

中之条町を歩くと、豊かな自然とふるさとの温もりに気づくでしょう。町のシンボル的な嵩山(たけやま)、四季折々に姿を変える雄大な自然に囲まれた野反湖。山々から発せられた水は、白砂川や四万川などの渓谷美を作り出しています。
こうした豊かな自然の中で素朴であたたかな人々の暮らしは営まれています。

四万の甌穴(おうけつ)

四万の甌穴(おうけつ)の画像

四万の甌穴は、四万川の川底にあいた大きな穴で、昭和46年(1971年)12月22日に県の天然記念物に指定されました。甌穴とは、川の流れにより、川底の石が同じところを回って岩盤に穴を開けたものです。数万年もの長い年月を経て、自然が作り出した芸術とも言えます。
ここには、大小合わせて8個の甌穴があります。小さいものは口径20cm、大きいものは口径3メートル、深さ3.2メートルを越えるものも見られます。

野反湖(のぞりこ)

野反湖(のぞりこ)の画像

野反湖は1956年に完成した人造湖である。群馬・長野・新潟3県の県境に位置し、周囲を2,000メートル級の山々に囲まれ、湖面標高1,513メートル、水深25メートル、周囲12キロメートルのダム湖です。湖水は信濃川水系に属し、日本海に注いでいます。
初夏から初秋にかけての湖岸は、シラネアオイ、ノゾリキスゲ、レンゲツツジ、ヤナギラン、コマクサなど、300種類以上の高山植物が彩り、秋には紅葉を湖面に映し出します。

芳ヶ平(よしがだいら)

芳ヶ平(よしがだいら)の画像

平成27年(2015年)5月29日、「芳ヶ平湿地群」はラムサール条約に登録されました。
芳ヶ平は上信越高原国立公園の特別地域にあり、標高1,830メートル、日本屈指の高層湿原です。約300種類の植物が自生しており、春は新緑、夏はワタスゲやミズバショウなどの高山植物が群生し、秋は紅葉、冬はスキーと、四季によって色々な風景を創り出しています。詳細ページへ

チャツボミゴケ

チャツボミゴケの画像

六合地区元山では、露天掘りによる採鉱が行われていました。その露天掘りの窪みに自生しているのが、チャツボミゴケです。広範に自生しているのは全国でも珍しく、本州ではここだけで、平成25年(2013年)3月26日には群馬県の天然記念物に指定されました。平成27年(2015年)5月29日、ラムサール条約に登録された「芳ヶ平湿地群」にも含まれています。詳細ページへ

暮坂峠(くれさかとうげ)

牧水詩碑

草津温泉と沢渡温泉を結ぶ交通の重要な役割を果たしてきた暮坂峠は、古くから頻繁に人々の往来が行われました。峠は標高1,088メートルに位置し、自然の木々のたたずまい、小さな野草の花々、野鳥の囀りなどが心を豊かにしてくれます。四季折々の景色も素晴らしく、特に若山牧水が旅した紅葉の頃は、鮮やかな景観を誇っています。

赤沢ハイキングコースと稲包山(いなつつみやま)

稲包山

赤沢ハイキングコースは、四万温泉から法師温泉にいたる大自然の中を踏破する雄大なコースです。途中で、浅間山、榛名山などの雄大なパノラマも広がり、古くから登山者や旅人に歩かれてきた自然道です。
コースの東に位置している稲包山は、標高1,597メートルで、毎年5月最終日曜日が山開きとなっており、多くの登山者やハイカーたちで賑わいます。この山の裾野には原生林が広がり、その中にシャクナゲが群生し、季節には彩り鮮やかな花を咲かせます。