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05 1番 原沢香司議員 令和8年3月定例会議一般質問
〇1番(原沢香司)多様なテーマにわたります3月定例会一般質問ですけれども、最後の1人となりました。最後までどうぞよろしくお願いをいたします。
私からは事前通告に基づき、2つのことについて伺います。1つは、2月終わりから3月頭に、町長、議長、町職員2名、町民の方2名で渡航されたブルガリア共和国ヤンボル市について、その成果と今後の事業計画について質問をいたします。2つ目は、2月に行われた総選挙の結果生まれた第2次高市政権による施政方針、特に責任ある積極財政が地方公共団体に与える影響について、また町の行財政における長期的視野について質問をいたします。共に、現時点での判断が今後の町の運営に大きな影響を与えるとの予測から、今回の一般質問で取り上げるものです。町長におかれましては、これからの中之条町に対して、責任ある立場から答弁をいただくようお願いをいたします。
まず、ブルガリア共和国ヤンボル市との関係について伺います。最初に、私自身の国際交流についての考えを述べます。私は、12年ほど旅行会社に勤め、日本人が海外へ渡航するお手伝いをしてきました。訪問した国は40か国ほどに上り、異なる文化や歴史、自然環境など、他国を訪問するたびに新たな発見を重ねてきました。そのたびに日本と他の国との違いを目の当たりにし、体験することで、いわゆる多文化理解、異文化体験を重ねてまいりました。その経験から申し上げて、異文化との交流を持つことの必要性や重要性を私は強く認識しております。
一方で、日本では排外主義と言うべき、自国の利益を最優先し、他国民を蔑視するような言説がもてはやされている傾向が強まっていると感じています。そういった排外主義がもたらすものの行き着くところが戦争です。他者が自分と同じように人権を持つ存在であることへの無理解、また自分の国、自分たちだけが正しいとして、他の国も同様に主権を持っていることを理解しようとしない、そういった風潮はロシアやイスラエル、アメリカ合衆国が国際法や国連憲章を無視して、他国への武力攻撃を繰り広げている現実が戦争へ結びつくものだということを明らかに示しています。このたびのヤンボル市訪問団が渡航中の現地時間2月28日に、イランへの軍事攻撃が行われ、帰国の便の運行に影響を受けたということも伺っております。後半の質問でも触れますが、一度戦争が起きれば、世界の秩序は大きく揺れ、私たちの暮らしにも少なくない影響が及ぼされます。どうしたら戦争をなくすことができるのか、他者を理解し、他者の存在を尊重することが、すなわち戦争を食い止め、平和な世界をつくることに寄与するものと私は思っています。
今回町長を代表とする訪問団がブルガリア共和国のヤンボル市を訪れて、直接他国の市民と交流する端緒を開いたことは、長い視野で考えれば、この町の住民が国際理解を深め、戦争より平和を選び取るための一助にもつながるものだと思います。
ここで伺います。今回の現地訪問の成果はどのようなものであったでしょうか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)原沢議員のご質問にお答えする前に、今の国際情勢は、原沢議員のおっしゃるとおり、私も非常に残念な状況にあるというふうに思っております。午前中でもお話しさせていただきましたが、他国での戦争がすぐに日本の経済に敏感に反応し、もうすぐに生活に影響が起きているということと、戦争というのは名前は戦争ですけれども、人が人を傷つけ、そういう状況のことをいうのであろうと思うので、私はやはり人間としてはそういうことはあってはならないということを考えましたときに、やっぱり世界中は仲よく平和でいく、もちろん中之条町の平和の中で生きていく、そういったことを考えて進んでいくのが行政であろうと思いますし、我々行政、あるいは議会のみなさんもそういう観点は、情報は共有し、心は同じだというふうに考えております。
それでは、ご質問にお答えをさせていただきます。令和8年2月の24日から3月2日までの7日間の渡航日程により、ブルガリア共和国ヤンボル市へ表敬訪問に行ってまいりました。ヤンボル市では、実質3日間の滞在でございました。ヤンボル市長からご招待を受けましたので、中之条町の首長として訪問させていただいたものでございます。ヤンボル市の市長・副市長3名・市議会議長・市役所の幹部職員らとの会談をさせていただきました。
今回の現地訪問の成果といたしましては、まずヤンボル市の人たちが私たち訪問団を丁重にお受け入れくださり、手厚い心配りの対応をいただき、中之条町との友好的な交流のスタートを心から喜んでいただいていることが十分に伝わってまいりました。とても親日国であるということを痛感をさせていただきました。次は、「本年の6月に日本へ、そして中之条町へぜひお越しください」と、私から口頭にてご案内をいたしました。正式な招待状は帰国後にお送りする旨を伝えたところ、「ご招待ありがとうございます。中之条町へ行くのを楽しみにしています」と快諾する返事を市長より直接いただきました。お互いの国を行き来して、交流を深め、そういう約束ができたことは大きな成果と感じております。
また、駐日ブルガリア共和国特命全権大使マリエタ・アラバジェヴァ大使にもヤンボル市と中之条町との交流のかけ橋となっていただきましたことを感謝の気持ちを込めて、既にご招待したい旨をお伝えしており、ヤンボル市長ら訪問団とご一緒にご来町いただく計画を進めております。
やはり原沢議員のおっしゃるように、多文化をやっぱり我々も自分で感じ取るということは非常に大切だろうということは痛感をいたしました。
以上です。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)この間、中之条ガーデンズでのバラの植栽から始まり、ブルガリア駐日大使の方との交流を進め、そして、今回初めて現地へ訪問され、大変貴重な体験が現地でなされたことと、答弁を聞いて感じました。
町長とヤンボル市長が直接会うことで双方の交流のスタートが切れたのだと思います。6月には、今度はヤンボル市長や在日ブルガリア大使が中之条町へ来られる運びになるということです。直接対面して、相手の目を見ながら話をすることで、外丸町長とヤンボル市長の人間的な関係が構築されたなというふうに感じました。
次に、具体的な内容について伺います。市長との会談で話し合われた内容はどのようなものだったでしょうか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)市長とヤンボル市役所の市長の応接室で訪問団を迎え入れていただきまして、市長、それから幹部の方々とお話合いをさせていただきました。同席させていただいたのは我々訪問団と市長・副市長3名・市議会議長・市役所の幹部らと、それぞれ自己紹介を含めた意見交換がございました。中之条町からは、今お話をさせていただきました、議長、そして四万温泉の旅館のおかみさん2名、それから役場職員2名、6名で出席したところでございます。
市長からは、「ヤンボル市からの招待を受けていただき、大変喜ばしいことです。ヤンボル市と中之条町が緊密な協力関係を構築していくことを心から感謝いたします。美しい自然、整備された都市公園、独自の魅力を与えているバラという共通の価値を分かち合っていることを大変光栄に思っています。交流を深める中で、観光や文化、教育などでご協力いただければ幸いです」という言葉がありました。
副市長や市議会議長からは、「ヤンボル市にお越しいただき、うれしいです。とても喜ばしい日になりました。離れた国なのに、ブルガリアと日本は温泉という共通点もありますね」というようなお言葉もいただきました。
私からは、中之条町訪問団長として今回ご招待いただきましたことへの感謝のことと併せて、中之条町の紹介をさせていただき、ヤンボル市と中之条町において、今後信頼関係を構築し、観光、文化、産業、教育など、幅広い分野で交流を深めていくことを望んでいると伝えさせていただきました。
また、訪問団の中の四万温泉の旅館のおかみさんからは、「日本の温泉文化とブルガリアの温泉文化のお互いの交流を深めていきましょう」というような言葉に、ヤンボル市長が「日本の温泉をぜひ体験したい」とお答えをいただきました。
今回の訪問・会談につきましては、最初に相手への感謝の気持ちを持つことが大事であり、お互いの緊密な協力関係に賛同いただいたことは感謝すべきことだと感じております。そして、お互いが感謝の気持ちを持つことで信頼を得ることができ、尊敬し合うことにつながり、交流の発展を築くことができるものと考えております。いずれにいたしましても短い時間ではありましたけれども、会談1時間、2時間弱ですか、本当にお互いが気持ちよく会談ができたということであります。いろいろお話ししたいことがまだあるのですけれども、折に触れて、また話をさせていただければ、大変ありがたいと思っております。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)お互いへの感謝、そして尊敬が交流の発展の基礎になるということは本当におっしゃるとおりだと思います。
また、特にお互いの文化に共通点のある旨が語られたようでございますけれども、交流を進めるためには相違点やお互いの違いを知ることも大変重要になると思います。国境を海で囲まれている日本とバルカン半島にあり、東ヨーロッパ諸国やトルコと国境を接するブルガリアでは地理的な条件も民俗、文化、風習も大きく異なる背景があると思います。今後の交流においては、異文化理解をしっかりと進めていくことを期待するものです。
次に伺いますが、今後ヤンボル市との連携をどのように進めるつもりでしょうか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)今回は表敬訪問ということで、中之条町の首長がヤンボル市を訪問させていただきました。次は、ヤンボル市の首長をはじめ、訪問団に中之条町にお越しいただきます。これは、表敬訪問となりますが、今後は観光や農業などの産業分野の交流をはじめ、教育文化、女性、子どもたちなど、住民同士の交流へと広げていければと考えておりますし、ヤンボル市長も同じ考えであると考えております。ぜひともヤンボル市から訪問団が来た際には、議員のみなさん方にもご協力いただき、歓迎の意思を表明していただきたいと考えております。
私どもの訪問報告書をまた議員のみなさんにお配りさせていただきますが、3日間の日程の中で小学校の極真空手の演舞を見させていただきました。ぜひ見てくれと、私たちは日本の武道を含めて、そういうものに非常に関心を持っているのだということで、もう小さいお子さんから中学生ぐらいまで、汗びっしょりになって一生懸命頑張って、それも日本語を使いながら、1、2、3とか、日本に対しての敬意があるのだなというふうに思いましたし、職業高等訓練学校、ここも訪問させていただきました。ここで、私スピーチをさせていただく機会があったものですから、高校生200人から300人ぐらいいましたか、そこでスピーチをさせていただきました。私も日本の話をさせていただき、ぜひ日本に関心を持っていただいて、日本にもおいでいただきたいというお子さんたちに話をさせていただいたのですが、お子さんたちは非常に日本に興味を持っています。職業訓練ですので、建設、建築、デザイナー、コンピューター、それぞれのいろいろな分野があるのですが、そこのところを見学をさせていただいて、学生さんと話合いをさせていただいたら、やはり日本にうんと興味を持っていました。私もいつかは日本に行って、日本の文化を学びたいというような話をしていただきました。やっぱり原沢議員も40か国を回っていらっしゃるので、十分分かると思うのですが、異文化、そして相手の国を知りたいという、そういう好奇心を持って、世界が広いようで狭くなっていますから、やはり中之条のお子さんたち、子どもさんたちも含めて、青少年の方々もそういったところに目を向けていただけるのも非常にありがたいかなと、こんなふうに思っております。そういう事業展開を今後少しずつ進めていければと思っております。
以上です。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)今後の訪問や連携の構成をお話しいただきました。本当に相手の国を知りたい、その原動力になるには、やはり直接やり取りをして、お互いの国に行き来して、状況を知っていく、肌で感じていく、これ本当に大事だと私も強く感じているのですが、一方ではブルガリアは英語圏の国ではなくて、必ず通訳が必要になってくると、また町長たちも片道17時間という本当に大変な旅路だったと思うのですが、日本との直航便の運行もなく、交流の持続には本当に時間、経費等も相当の資源を投入していかなければいけないという面は率直に指摘しなければいけません。円安も物価高も止まらず、町民の生活はさらにこれからゆとりがない状況になっていくことが容易に想像されます。実際にこの間対話した複数の町民からは、「町民の暮らしがこれだけ大変なときに海外に行くなんて、ちょっと信じられない」とか、「外国のことより町のことをしっかり考えてほしい」、そういう声も伺っております。耳の痛い意見だと思いますが、それほど町民の暮らしは大変だという貴重な声として紹介をさせていただきます。海外旅行に出られる町民の数もこれから簡単に増えることはないと思います。そんな中で、海外に国と恒常的に行き来を重ねることはこれからの町の財政にも、行政運営にも大きな負担を強いることが予想されます。
ここで伺いますが、ヤンボル市と連携することで事業化を計画、検討していることはありますか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)まず、いろいろなご意見があるというのはどんな事業をするにあたっても100人が100人、みなさんご理解をしていただくということはなかなか難しいことだろうと思いますが、やはり丁寧にその趣旨を理解していただく努めはあるのだろうと思います。
外国のことではなくて、日本の中之条町の今後の観光も含めて、そういったインバウンド、あるいはさっき原沢議員からご指摘あった日本の風潮として、今外国人を排除するということでなく、中之条町にも英語圏でなくても、ヨーロッパ圏であっても、距離は近くともお互いがお互いを尊敬し合い、信頼し合うことで心の距離は縮まると、私は、実はヤンボル市へ行って、スピーチの中でこういう話をさせていただきました。それは遠いですから、これ実際距離は縮められませんけれども、お互いの気持ちを理解するということは、心の距離は必ず縮まるのだろうと、そういった中で我々、中之条町に住む子どもさんたちも中之条町から都会へ出ていくこと方もいらっしゃいますし、海外へ出る方もいらっしゃいます。実際に、今中之条町から、伊参の方ですけれども、アフリカのほうへ、海外青年協力隊でいらっしゃっています。今一年すると帰ってきますかね。
やはり海外に目を向けるのだという話は以前からありまして、昔は町民海外派遣団というのが平成2年から平成6年までございました。これは調べさせてもらいますと、ちょっと説明が長くなって済みませんけれども、5回に分けて訪問団をヨーロッパのドイツ、イギリス、フランスとオーストリア、スペイン、このへんのところを随行員が役場の職員が1人ということで、大体11人から15名の方が5回に分けて、海外の場所を見学しようというのが平成2年から6年に実施されました。行った方のいろんな話を聞きますと、やはり海外行って、非常に勉強になったと、確かに15人から、職員も連れていけば、15人ぐらいいるわけですから、費用がかかったのでしょうけれども、成果というのはすぐすぐ行ったから、あした特効薬のように表れるというものではなく、やはり人間の生活していく上においてはそういうことにも少しずつよそを知ることにおいて、時間はかかってもいつかは成果が出てくるのだろうというふうに思います。物を建てるのであれば、建て上がれば、すぐにできますけれども、やはりソフト事業、あるいはそういう教育的事業、それから文化の伝承、こういったものについては時間もかかりますし、しかし成果は必ず出るのだろうという考え方の中で、今回の研鑚をさせていただいたということであります。確かに議会にお認めいただいて、渡航費用を出していただいたので、我々も真剣にヤンボル市、ブルガリアをつぶさに見学をさせていただきました。こういったことをこれからの機会で、いろんな機会を設けて説明をしていく、それは私にあるのだろうと思います。それは、私の責任だと思いますので、私の責任の中でしっかりとみなさんに説明をしていきたいと、このように思っております。
具体的に話をさせていただきますが、今回の訪問では、交流に向けて連携する事業、こういうところまで至っておりませんけれども、やはりいろんな分野でこれから交流をしていこうという確認をさせていただきました。まずはお互いに始めるところからということでありますけれども、6月に中之条町にお越しいただいてから、交流事業の推進がだんだんに図られていくものだと思っております。
このたびのブルガリア共和国の訪問に際しまして、在ブルガリア日本大使館の鷲見特命全権大使、この方からも日本の大使館に寄ってくれと直接いただいて、お寄りをさせていただきました。鷲見大使からは、「ブルガリア共和国のヤンボル市に、中之条町が目を向けていただいたことをうれしく思います」と、「今回の交流のスタートを心から歓迎いたします。そして、日本大使館として協力をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします」と、「また、在ブルガリア日本国大使館へもご意見を賜りたい」というようなお言葉もいただきました。
会談の中で、ブルガリアの首都であるソフィア市にあるソフィア大学には日本語学科というのがあります。この日本語学科が極めて人気があって、レベルが高いのだそうであります。そこに通っている学生さんが私の通訳をしていただきました。日本語、英語、ブルガリア語、全部話せる。この方は、1年前に国立の日本の大学に留学をされて、来年は日本の私立の大学院に留学をしたいと、この方に「何で日本に興味を持ったんですか」という問いをしてみました。もう私にはちょっと考えられないです。「枕草子の訳したものを見て、非常に日本に感激をした」と、誠に申し訳ないのですが、私、枕草子読んだことがないのです。読んだ方がいたら、後で教えてください。でも、そのぐらい日本の文化に、ブルガリアの23歳の女子学生ですけれども、興味持っていただいているのです。
いま一人は副市長のお子さんで、女性の方、13歳ということです。どうしても日本の文化、日本語勉強したい、「私にせがむので」と、副市長が言うのです、「来年は日本に行くようになりますので、中之条に行かせます」と。私どももやはりそういう興味を持つ、ブルガリアも日本に対してそういう好感度を持っていただく。その話聞いたとき、いや、その1つだけでも、来て、日本に対するブルガリアの人たちのほんの一部かもしれませんけれども、感じ取れたなと、私は、後で、またちょっと長くなりますけど、ちょっとこの話になると長くなるのですが、開会式に約2、3万人の前でスピーチを3分間するといって、どきどきしながらさせていただきました。でも、おかげさまで通訳の方がみんな訳していただいたのです。下りたときに、ブルガリアの方が、私はあまり英語得意ではなくて、「スピーチ、グッド。スピーチ、グッド」と、こういうふうに私たちを励ましてくれたり、迎え入れてくれました。私たちもやっぱりそういう気持ちを持たないと、観光で中之条町に来ていただいた方を温かく迎え入れるのだ、外国の方が外国人を温かく迎え入れてくれるのだ、日本も、やっぱり中之条もそういう気持ちを持って迎え入れるのだろうというようなこと、本当につくづく感じました。これで、この学生さんなんかはいずれ日本語を生かせるような仕事に就きたいという話も伺いました。
この訪問の中でも四万温泉のおかみさんからは、「旅館は、友達言葉だけでなく、正しい日本語を使っていますので、学んだ日本と生きた日本語と体験していただければありがたいと思います」、こんなような発言がありまして、大使から、日本の大使ですけれども、鷲見大使からは、「布団の敷き方や掃除の仕方、日本の作法を体験し、学んでいただければ、さらによいので、温泉留学なども考えていきたい」、これ実は私のほうで、鷲見大使との会談の中で、「温泉留学考えてみませんか」と大使に提案したのです。そうしたら、大使のほうで、「そうですね。ブルガリアの文化と日本の文化は違うので、そういったことも我々大使館のほうで少し検討してみます」と、是非検討したら、それを地域共創課長のところへ連絡をして、すぐすぐではないと、時間かかってもいいですから、そういう交流もぜひ日本大使館として進めてもらいたいという要望をさせていただきました。そうすれば、例えば四万温泉にブルガリアの学生が来て、温泉文化を学びながら、四万温泉を勉強していただいて、1週間か10日ぐらい仕事をして、そして日本を、中之条を散策していただき、日本の文化により一層気持ちを深めていただこうというような提案を大使にさせていただいた。今後、すぐすぐではないかもしれませんけれども、そういうことを大使館として内部で検討するというような話がありました。そういったことも非常にこれから事業としては中之条町に関わる事業も少しずつアイデアとみなさん方のご意見をお寄せいただければ、事業化が少しずつ進んでいくのかなと、こんなふうに思っています。よろしくお願いします。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)私も先ほどの質問で、町民の声なのですけれども、やっぱり町長に耳の痛いことを言うのって本当に緊張するのです。できれば、これ言わないでおいたほうがいいのかなというのをずっとこの質問の直前まで悩んでおりましたが、率直に町民の声としてお伝えしたところ、やはり説明責任は私にあるということで力強くお話しいただきましたし、そういった姿勢が本当にこの一般質問で示されたということに、まず私は感謝を申し上げたいと思いますし、町民の声をしっかり届けることで、それに答えてくださる、そういった姿勢がこの質問で気づけたこと、緊張はしましたが、本当によかったと思っております。
内容ですけれども、これからの事業展開として、その四万温泉という中之条町の本当に大事な資源を活用し、そのことで仕事体験をしてもらったりですとか、温泉文化をブルガリアの若い人たちに勧めてもらう。これ本当に大切な研修といいますか、事業に発展し得る可能性を持っていると思いますので、ぜひ在ブルガリア日本国大使館、また在日ブルガリア大使館も含めて、いろんなやり方を検討していたければというふうに思っております。
次の質問に移るのですけれども、やはり大事になるのが自治体の首長同士の交流だけではなく、そこに住む住民同士の交流、これをどう進めていけるのか、住民同士の交流があって、初めて真の交流が始まると考えております。連携事業を検討しているのであれば、町民の参画、これどのように図っていきますか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)少し今、長々と答弁させてもらって、済みませんでした。今回の訪問にあたりましては、先ほども話をさせていただきました。職業高等学校の教育現場、あるいは先ほど言った極真空手の演舞の披露、こういった多くの現地からの団体からの歓迎をいただきました。来年度は、ヤンボル市から来町いただく訪問団をお迎えすることとなると思います。是非対応も町民の方々にお願いする部分も必要になってくると思います。
連携といたしましては、温泉を中心とした観光の分野、バラやチーズなどの農業に関する分野等の産業分野をはじめ、小学校、中学校、高校による子どもたちの教育分野、お祭りなどの伝統芸能、文化に関する分野、町の美しい自然の景観を管理する団体等、町民の参加なくしては交流が続いていきません。町民のみなさんがヤンボル市を訪れ、ヤンボル市民が中之条町へお越しいただく。交流を深めていただくことが現在のスタートの時点だと考えておりますし、おいでいただいたときに中之条町をより深く知っていただくには、ブルガリア大使からは、2日間ぐらい同行してくると、マリエタ大使が、そういった中で中之条町のまずは温泉、それから私どもの歴史もありますから、博物館、あるいはガーデンズ、そういったところをしっかり見ていただいて、それでその中で中之条町を知っていただくということでありますので、そういったときにやはり町民の方々に協力していただいて。一つ考えているのは、例えば郷土芸能の発表なんかも今やっていますけれども、例えば場所のところへ郷土芸能の方に来ていただいて、郷土芸能を踊っていただいて、これはこういう意味のあるお祭りなのですよというのを説明、私どもがお伺いしたクケルランディアというお祭りもやはり秋田のなまはげのような感じの衣装をまとって、健康で暮らして、作物がうんと取れるようにというような、うちのほうでは鳥追い祭みたいなものですけれども、そういった歴史の重なる部分もありますし、あるいは一つ考えるとすれば、神社、仏閣なんていうのは向こうにありませんから、そういうところを訪れていただくとか、そういうことがやっぱり必要であろうと、こんなふうに思っております。実は、スピーチした中におきましては、中之条町は本当に自然が豊かだと、歴史もあると、皆様が関心を持てるような町ですと、特に四万温泉をはじめとする温泉もある。ぜひ中之条町に興味を持ってください、これを主に観光的なものをPRしながらスピーチをさせていただいて、やはり来たときには我々がヤンボル市の人に感動、あるいは興味を持っていただくような、町民の方々に協力をしていただいて、それぞれの分野でお手伝いをいただくことをこれから考えていきたいと、こんなふうに思っています。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)今日は、本当にいろんな町長の経験の下にお話しいただきまして、私自身も現地の様子ですとか、訪問して、町長はじめ訪問団のみなさんの感想をぜひ詳しく聞きたいというふうに思っています。この60分の質問の中で全て時間使うわけにいかないので、ぜひ「広報なかのじょう」を活用してですとか、町民対象の報告会なんかも検討していただきたいというふうに思っています。直接町長の今のようなお話ですとか写真なんかも撮ってきていると思いますので、ブルガリアの魅力をまずは訪問されたみなさんから町民に伝えていただく、そういったことをご尽力いただければというふうに要望いたします。
この質問の最後に、今後のヤンボル市との関係の持ち方について、もうずいぶん話はいただいたかと思うのですが、町長の思いお聞かせください。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)今お話しさせていただきましたように、やはり行ってきた報告をぜひ、私も時間はもっとかかるかもしれませんけれども。ただ、議員の皆様方には、今日一般質問終わった後、私が帰ってきてすぐ取りまとめて、自分で報告書を作ってあります。それと併せて写真をお配りさせていただいて、御覧になっていただきたい。そして、広報にはもう載せる準備をしておりまして、4月号に今載せる準備をしていただきます。私の書いたものを写真と貼り付けながら、みなさんに分かっていただくような、やっぱり報告は団長としてすぐしなければならないだろうということで、あまり冷めてしまうとうまくないので。
6月に来ていただきますものですから、やはりその報告を議員のみなさんにもさせていただいて、町民のみなさんには広報でお知らせさせていただいて、そうすればまたいろんなところで、例えば区長会なんかもありますから、区長会のときにも話をさせていただいたり、老人大学でいつも毎年講演を1時間、時間をもらったものですから、そういうところでお話をさせていただいたり、この間は中学校1年生のところで話をさせていただく機会が持てるかなと思ったら、ちょっとインフルエンザでできなくなってしまったものですから、そんな機会も設けてもらったり、いろんなところでお話をさせていただくと思います。いずれにいたしましてもやはり今徐々にスタートを始めようというときでありますので、お互いをやっぱり尊敬し、感謝をしながら、信頼関係を築いていくということで、町民のみなさん方にもご理解をいただき、議員のみなさん方にも応援していただけるように、私として一生懸命努めてまいりたいと、このように考えております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)ありがとうございました。本当に町長の経験を下に、今日はいろいろとお話をしていただきまして、大変、本当にいい交流ができたのだなということを確認させていただきました。本当に国際交流、再三申し上げたように、大変重要な事業だと思っております。
一方で、重要だからこそ進め方には慎重を期する必要があると思っています。果たしてヤンボル市が交流相手として最適なところなのか、ほかの交流のパートナーとしてもっとふさわしい場所がないかなど、しっかり検討を重ねていった上でこの関係性を判断すべきだというふうに考えています。あらゆる可能性を精査して、これからの中之条町としての国際交流のあるべき姿を一緒に模索していければと思っております。
今後の中之条町の国際交流事業が他国との平和、世界の平和を構築するための有効な手段になるよう、私も議会の一員として、これからも意見を述べ、行動してまいりたいと思います。
以上でヤンボル市との関係についての質問を終え、次に移ります。
ここから自治体行財政について質問をいたします。1月19日に高市首相が会見で表明し、2月8日に衆議院の解散総選挙が行われました。衆議院議員の任期が3分の1にも満たず、そもそも解散権は首相の専権事項であるなどということは憲法に規定がない下で行われた、本当にむちゃくちゃな選挙だったというふうに思います。特に、自治体にとっては予算編成の時期にあたり、急遽生じた選挙事務には多くの職員のみなさんが関わらざるを得ず、現場は本当に大変であったと思います。まずは、無事に選挙事務を終えた職員のみなさんに感謝の気持ちを述べるものです。
しかし、本来であれば、次年度の町民生活をどうやって守り、よりよきものにしていくかを考える予算編成の時間が急に降って湧いた選挙によって奪われてしまった、この事実は大変重いものだと私は考えます。本来地域住民のために働く地方公務員のみなさんの役割が最も大切な予算編成の時期に、地域住民のために割けなくなる、本当にゆゆしき事態だと思います。この事態に対して、東京や神奈川などの自治体首長が連名で緊急の声明を出しました。以下は、1月19日付の朝日新聞の報道です。「「選挙までの日程が短く、自治体の選挙事務は翻弄されている」と指摘、「投票所、入場整理券をいつ住民へ届けられるのかなど、きわめて綱渡りの調整を続けている」と記した、その上で「国の経済対策への対応や選挙事務が短期間に集中することは今後の行政運営や職員の働き方に深刻な影響を及ぼしかねない」と主張、自治体責任者として強い問題意識を抱かざるを得ないとして、「今回の選挙を機に、政権による解散権の行使の在り方、乱用を防ぐための制度や議論を社会全体で改めて行うことを強く求める」と訴えた」、以上が記事の中身です。恐らく外丸町長も思いを同じくされていることと想います。今後は、このような事態が生じることのないように、地方自治体としても国に声を上げていくことが極めて重要だと思います。このように異常なやり方の選挙でしたが、中身も極めて異常でした。政策の中身が語られるのではなく、首相は高市早苗が内閣総理大臣でよいのか、国民の皆様に決めていただく選挙だと、大統領制でもないこの国で自身の信任が争点であるかのように描き、選挙中に行われた唯一の党首討論にも出ることなく、投票が行われました。選挙結果で圧倒的多数の議席を得ると、自身の都合で開会が遅れたのに、年度内の予算成立を急がせ、性急な議会運営を国会に強いています。これには当然のことながら、野党が一致して慎重な審議を求めています。今国会審議の中で、徐々に政府の市政運営の方針が見えつつあるのが現状だと思いますが、ここで伺います。総選挙の結果発足した政府の施政方針、特に責任ある積極財政を受け、中之条町の行財政運営の今後の見通しをどう考えますか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)原沢議員のご質問にお答えする前に、論評は差し控えますけれども、今回の衆議院の解散につきましては、我々地方自治体を預かる者としては非常に厳しいものがございました。年度末を控え、そして選挙事務が入ってくるということで、我が中之条町の職員も本当に大変な苦労をしていただきました。これは、有権者である皆様方にご迷惑をおかけしないように総力を挙げて総務課長を先頭に取り組ませていただきました。しかし、時期的に今の時期というのが、論評は控えますけども非常に自治体にとっては大きなプレッシャーがあったということは言わざるを得ません。結果は、私どもは言う立場にありませんので。ただ、これは正直今回の衆議院にあたってはそういう感じがいたしました。
それでは、答弁をさせていただきます。去る衆議院選挙では、解散から投票まで非常に短い期間でしたので、各自治体とも混乱が相次ぎました。選挙結果については既にもうご承知のとおりだと思います。この結果を受け、新たに発足した政府の施政方針の中で、「責任ある積極財政」が示されております。資料等を拝見しますと、「財政の持続可能性」を確保しつつ、大胆な投資により経済成長や税収の増加を図りつつ、さらなる投資を可能とすることや政府債務残高を縮小し、歳出・歳入の改革に取り組み、また補正予算を前提とした予算編成ではなく、必要な予算は当初予算で措置していくなど、「強い経済」を構築するための考えを示したものと認識をしております。
あわせて、財政の持続可能性やマーケットの信任確保に向けた財政運営なども強調されております。不安定な政治による混乱は住民生活に直接な影響を及ぼすため、当初予算の提案説明で申し上げましたが、新政権の下、安定感のある政治体制を期待しているところでございます。
国においては、年度内の予算成立を目指しているとの報道もございますが、具体的な予算案も不明確であり、「責任ある積極財政」の理念は分かりますが、どのように地方行財政に影響を及ぼすかなど、詳細については現段階では捉え切れておりません。今後も見通しも非常に不透明であり、突発的な事業が短期間の中で決定し、予算その他市町村に配分される結果としては、住民をはじめ、行政の混乱を招くことがないよう願っておるものでございます。
これから各政策の中身が具体化され、方針案等が提示されてくると思いますので、そうしたものを勘案しながら、当町でも事務を進めていくことになりますので、引き続き国の動向を注視してまいります。国の動向も気になるところでありますが、本町におきましては、令和8年度当初予算でもお示ししたとおり、住民福祉のさらなる増進を図るという地方自治の根幹に即し、必要や重要性を勘案し、各種事業を粛々と遂行してまいりたいと思っております。
以上です。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)本当に不安定な政権だと、国会を見ていても思っています。予算案の中身ですとか論戦の中身を見て、今明らかになってきているのは、積極財政の中身が国民生活を守るために積極的なのではないということだと思っています。この4月から実施が決まっているのは、防衛特別法人税の創設とたばこ税の増税です。さらに、政府は2027年1月から防衛特別所得税を創設、1%を課す増税法案が既に今国会で審議入りしています。法人税では約8,600億円、たばこ税では約2,100億円、所得税約2,500億円の増税が見込まれています。ただでさえ物価高が続き、国民の消費が冷え込んでいる中、この増税です。なぜ増税が必要なのか。安保三文書、これは日本の防衛政策の指針となる国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画の3つの文書の総称です。2022年11月に閣議決定され、攻撃能力、敵基地攻撃能力の保有や防衛費の増額など、日本の安全保障政策を抜本的に転換する内容となっています。その下で、日本は軍事費を大きく拡大する道を進んでいます。2023年度からの5年間の軍事費を43兆円として、最終年度にGDP費2%にすることを目標としました。高市政権は、それを前倒しして、2025年度補正予算で達成するなど、軍事費の拡大に大変積極的です。物価高で苦しむ国民から増税して集めて整備するのは、敵基地攻撃ミサイルの配備などです。国民に重い負担を強いる軍事費は、防衛という名目で他国を攻撃することに利用されてしまうわけです。
熊本県熊本市の陸上自衛隊健軍駐屯地には、県にも市にも事前説明なく、敵基地攻撃能力を有する長射程ミサイル12式地対艦誘導弾能力向上型を配備することが3月9日に発表されました。同駐屯地の周辺住民と県民は繰り返し大規模な抗議行動を行い、世論調査でも県民の多数が配備に反対していると報道でも指摘されています。長射程ミサイルは、さらに静岡県や北海道、宮崎県などにも配備されることが発表されました。町長が答弁の中で、国の動向も気になるが、住民福祉の増進を図るために事業を遂行していくと語られました。今国の動向は、国際法が禁止する先制攻撃ができる状況を現実につくってしまっています。専守防衛を掲げてきた戦後日本の安全保障政策の転換点となる極めて重要な状況にあるということはぜひ認識を共有していただきたいというふうに思っています。このように本当に先行きが不安視される状況ですが、町民の生活は続き、行政がやらなければいけないことは継続していきます。
次に伺いますが、少子化、高齢化、地域の力が減少するなど、行政需要が増加する中、10年単位で財政収支の過不足の予測を立てていますか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)将来を見据えた財政推計は、経済などの景気動向や国内外の社会情勢なども左右され、また時代の流れも非常に速くなってきており、昔と現在では同じ10年でありましても比較にならないほどの速さと痛感いたしております。
そのため、長期的な財政予測は難しい面もあり、行財政運営も流動的でございますので、可能な限り不確定要素を取り除き、国の財政計画等も参考にしつつ、人口形態や高齢化などを加味した中で推計を試みております。最新の推計では、1月議会でご議決をいただきました中之条町総合計画第7次構想基本構想に基づき、現在制作中のなかのじょうまちづくりビジョン2026へ掲載しておりますので、ご確認をいただきたいと思います。その中でも触れておりますが、人口減少、少子高齢化が見込まれる中で歳入の増加は厳しい状況で、一方で歳出では社会保障関係など、経常経費の増加は避けられないものと考えております。物価高騰も一段と進み、また町有施設の老朽化に伴う費用も今後増加していくことが予想されます。さらに、現在我妻環境施設組合を中心に整備を進めておりますごみ処理施設の建設負担金も多額になることが見込まれており、今後の財政運営に大きく影響してまいります。なかのじょうまちづくりビジョン2026の中で、財政収支の過不足の予想とは趣旨が異なる部分もございますが、今後10年ほどを見通した地方債残高や財政調整基金、借入額及び元金償還額を掲載しておりますので、ご参考にしていただければと思います。
いずれにいたしましてもあまりにも、十年一昔という言葉が遥か向こうに行ってしまいまして、今一年一昔ぐらい、世界情勢、あるいは日本の景気動向、いろいろものが急激に、急速に変わる時代でありますので、そういったことを踏まえて、副町長以下、職員としっかり情報収集しながら、議員のみなさん方のご指導いただきながら、あるから、大丈夫だということでなく、あるときだからこそ、しっかり将来に向けてのお金の使い方を考えていく、そして大きな大きな吾妻環境というごみ処理施設の問題が先に見えておりますので、そこのところをしっかりと見据えて、そして中之条町は吾妻郡内でも群を抜いて、公共施設、あるいは町道がよく言いますけれども、700キロメートルございます。そうしたインフラ整備、水道、下水道、そういったことも計画的にやはり立てていかないといけないのだろうと思っておりますので、今からそういうことも踏まえて、しっかりと情報収集しながら、先を見通した、そういったことにも力を注いでいきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)質問で、将来に関わるということを質問しているわけなのですけれども、本当に今町長おっしゃるとおり、将来の見通し立てるには困難に過ぎる状況に面していると、しみじみ感じています。今年に入って、まずベネズエラの大統領がアメリカによる軍事行動により拉致されてしまいました。そして、イランではイスラエルとアメリカによって、最高指導者が殺されてしまいました。気に入らないからといって、他国の指導者を殺してよいなどということは絶対にありません。これは、明らかに国際法にも国連憲章にも違反をしています。ルールを破ってもよいという状況が国際状況でつくられてしまっているわけです。今WBCやっていますけれども、ルールが同じだから、違う国が戦えるわけです。ルール守らずに、先にホームラン打ったから、自分たちの勝ちだということは絶対にないわけで、試合のルールがしっかりしているからこそ、違う国同士が正々堂々と戦うことができるわけです。こういうルールを守らない、また国際ルールは要らない、そんな国が出てきてしまう、そういうことは本当予想できなかった状況だと思いますし、こういった事態ですから、国際政治の変化、本当に私たちの生活に影響を及ぼしています。午前中の議論でもありましたけれども、ガソリン税の暫定税率が昨年末に廃止され、少しガソリンが楽になったというか、安くなったなと思ったら、もう中東における軍事侵攻の影響でまた大変な値上がりしておりますし、液化天然ガスの値上がりで電気代やガス代もこれから大幅に値上がりすることが予測されます。原油高は、輸送コスト、物流費を直撃しますから、さらなるあらゆるものへの値上げ、また肥料やプラスチック原料の価格も上がるため、本当にあらゆるものの価格がこれから転嫁されてくるというふうに思います。物価が上がる一方で、世界経済の不透明感から企業の賃上げ意欲がそがれれば、物価高と不況が同時に来るスタグフレーションという最も家計が苦しい状況に陥る可能性もあります。このように国際ルールを守らない一部の指導者の言動が大変大きな影響を与える状況になっています。これからさらに混迷した時代を私たちは生きていかなければいけない状況も十分に予想されます。こうなったときに自治体財政では大事になってくるのがやはり自由に使える財源、しっかり確保しておくことだと考えます。
ここで伺います。財政調整基金の今後の推移をどのように考えますか、答弁を求めます。
〇議長(安原賢一)町長
〇町長(外丸茂樹)先ほども申し上げましたけれども、財政調整基金の推移につきましても、なかのじょうまちづくりビジョン2026におきましてお示しをさせていただいております。また、令和8年度当初予算の提案にありました参考資料として「主要事業一覧」の中でも「当初予算額・町債現在高・基金額の推移」として掲載をさせていただいております。将来に向けた予算編成にあたり、少子高齢化や物価変動、施設の老朽化など、課題が山積しておりますが、住民サービスの維持を図るために、基金の取崩しはやむを得ない状況でございます。あくまでも推計でございますが、今後10年で大きく減額となる見込みとなっております。
歳入では、地方交付税に一定程度依存しながらも、自主財源の確保はもちろん、補助金や交付金、有利な起債など、あらゆる財源確保を模索する必要がございます。
歳出では、施設管理や事務事業など、総体的な見直しも視野に入れながら、持続可能な財政の構築に向け、効率的かつ効果的な施策の展開に努めてまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、あまりにも急速な変化が毎日毎日日々続いておりますので、こういったことも踏まえて、財政調整基金を取り崩さないと、恐らく大きく減ってきますけれども、ごみの問題、社会保障の問題、そういうものに対処していくには先人の方々がしっかりと基金を積み立ててていただいたものを計画的に、有効的に取崩しをしながら計画的な予算編成をしていくということであろうと思いますので、今後ともそういうことについては努力をしていきたいと考えております。
〇議長(安原賢一)1番、原沢さん
〇1番(原沢香司)答弁ありがとうございました。今日の一般質問、町政の運営を超えて、国政の課題や国際情勢に多く触れてしまいました。これは、一つの自治体で行えることに限界がある一方、国の政治や国際政治の動向がいや応なく住民の暮らしに多大な影響をもたらすからです。本当にかじ取りが大変な情勢ですが、町長には今日答弁いただいたように、住民福祉の増進を図る、そういう地方自治の根幹に即し、町政を運営し続けていただくことをお願い申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。