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中之条町が設置した公共施設の木質バイオマスボイラーにおける六価クロム検出への対応等について(第3報)

ページID:0005314 更新日:2022年12月12日更新 印刷ページ表示
町は、岩手大学の沢辺名誉教授へ各種調査結果をもとに、評価をお願いしておりました。この度、「バイオマスボイラ燃焼灰中の六価クロムが大気汚染に及ぼす影響度」に関する調査結果の報告がありましたので、お知らせいたします。
概要は以下のとおりですが、詳細は添付の資料をご覧ください。

1.高濃度六価クロム燃焼灰の発生原因と対策
町導入の木質バイオマスボイラーは、燃焼室および熱交換器の耐熱部材に、ステンレス鋼が使われているのが特徴であり、ステンレス部材に含まれるクロムが高温腐食により濃化し、燃焼灰に混入したことが主因であると判断されています。
六価クロムの対策としては、クロムを含まない金属を使用し発生を抑える、土壌や還元剤に混ぜて無害化する方法などが示されています。

2.燃焼灰清掃作業における六価クロムリスク
木質バイオマスボイラーの管理作業においては、作業者の健康リスクにかかわるような危険性は少ないが、作業手順や防御のためのマスクや衣類の着用等のマニュアルを作成し、遵守する体制を構築することが必要である、と示されています。

3.排ガスからの六価クロムの放出と大気汚染
排ガス中に六価クロムが含まれていることは確かだが、その量が高いか低いかは判断できない。例えボイラー排ガス中に六価クロムが存在しても、周辺地域のクロム及びその化合物による大気汚染リスクは、かなり低いと判断できる、と示されています。

今回、沢辺名誉教授から報告をいただきましたが、対応策を検討するにあたり、さらなる説明を求め、近日中に施工業者、導入元業者、設計業者において改めて経過について報告をしていただくこととしております。
また、議員の皆様にもこの情報を共有していただきたいことから、業者からの説明会を開催することを検討しています。
今後、議員の皆様と協議を重ね、当町の木質バイオマスボイラーの運用方法について決めていく次第であります。
どうぞよろしくお願いいたします。


中之条町長
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