貴重な自然の宝庫
芳ヶ平湿地群
群馬県の北西部、中之条町と草津町に広がる芳ヶ平湿地群は、草津白根山(標高2,160m)の火山活動に大きく影響を受け形成された湿地、河川、池沼群です。
標高2,160mの草津白根山湯釜をはじめ、標高約1,800mの芳ヶ平湿原、大平湿原、平兵衛池、大池、水池、標高約1,200mのチャッボミゴケ公園穴地獄までをつなぐ湿地群から成り立っています。
湿地群は群馬、新潟、長野の三県にまたがる上信越高原国立公園第1種及び第2種特別地域に指定されています。
草津白根山(活火山)の荒涼とした原野から一歩踏み入れると、目の前には緑豊かな湿地が広がります。湿地群にはワタスゲをはじめ様々な高山植物や特別天然記念物であるニホンカモシカ、日本固有種であるモリアオガエルの最高標高繁殖地や東アジア最大級のチャツボミゴケ群落など世界的に重要な生態系が存在します。
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