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獣害対策について
中之条町の獣害対策については、以下の通りとなっています。
なお、有害鳥獣とは、農林業の食害や人身等に被害を及ぼす鳥獣のことを指し、中之条町ではニホンザル、イノシシ、ニホンジカ、ツキノワグマ、ハクビシン、タヌキ、アライグマ、カラス、キジバト、ドバトを対象としています。
獣害対策の考え方
獣害対策の前提
野生動物は民法上「無主物」につき、自然災害の扱いになります。
ですので、住民による自助、地域による共助、行政による公助がそれぞれ獣害対策の主体ということになります。
獣害対策の三本柱
獣害対策は、環境整備、防護柵、捕獲をすべて実施することで最大限の効果を発揮します。
環境整備とは、獣にとっての餌場、隠れ家、通り道などをなくすことです。
しかし、各対策を個人が単独で実施することが多く、三本柱が成立していない場合が多いのが現状です。

中之条町の獣害対策
捕獲について
中之条町鳥獣被害対策実施隊員向け
- 実施隊による捕獲駆除・パトロール
- くくり罠の貸与
- エアボンベ等備品供与
- 狩猟免許取得補助
罠 5200円
一種銃 65,000円
二種銃 22,000円
一般住民向け
小動物用(ハクビシン等)捕獲檻 無料貸出(60日間)
防護柵について
- 電気柵等防護柵設置補助
器材費の2分の1補助 - 防護ネットの格安販売
イノ用 1,000円 1.5×15m
サル用 2,000円 4.2×20m
環境整備について
緩衝帯(獣の住処)整備補助
竹藪・篠藪・荒廃森林除去委託料:面積等により20万円以内で算出(5人以上の団体対象)
追い払いについて
以下、獣害に苦慮している希望者に配布
- ロケット花火
- 爆竹
- パチンコ
- パチンコ弾
- パチンコ替えゴム
- 轟音玉(轟音玉講習会参加者のみ)
なお、講習会参加費を一部補助

中之条町の有害鳥獣捕獲状況
獣ごとの捕獲データ
- イノシシ
令和3年度は減少しましたが、令和4年度は例年並みの見込みです。9月現在すでに126頭捕獲しています。 - ニホンザル
比較的低い推移ですが、一部地区で被害が頻発しています。 - ニホンジカ
増加傾向です。9月現在すでに82頭捕獲しています。 - ツキノワグマ
令和3年度は減少しましたが、令和4年度は堅果類が不作のため例年並みに出没する見込みです。9月現在すでに31頭捕獲しています。 - ハクビシン・タヌキ・アライグマ
令和3年度は減少しましたが、令和4年度は例年並みの見込みです。
